ビスタタイムズTOP / 事件・訴訟NEWS / NEWS詳細
  NEWS詳細
▼関東・中部地区の勝訴が確定 アルゼに対し責任追及をする会
2009.01.28(Wed) 提供元  ビジョンサーチ社

 株式会社ミズホ製回胴式遊技機「ゴールドX」の不具合により不利益を被ったホールによって結成された「アルゼ株式会社に対し責任追及をする会」は1月22日、都内港区の第一ホテル東京にて、関東地区及び中部地区が行っていた裁判の本決定がされた事に関する記者会見を開催した。
 会見によると、関東地区及び中部地区の二審判決勝訴後、アルゼ側が最高裁判所に対して、上告及び上告受理申立てを行っていたが、最高裁判所が棄却したため、ホール側の勝訴が確定したと報告。本裁判を担当した加藤弁護士は「最後まで戦い抜けた事は感慨深い。全日遊連のバックアップが大きかったと感じている」と、証拠などを組合でしっかり保管していた事が大きいと総括。会見に同席した原田理事長は「今回の結果が、今後不具合があった時の有効な判例になる。また、今後は不具合だけでなく商慣習も是正できるようにしたい」と、更なる前進を目標にした。
 また、本会見後には全日遊連の全国理事会後の記者会見も開催された。この中で、昨年11月25日に中小企業庁金融課に対し行っていた金融環境改善の陳情についての回答が報告された。これにより、同年12月17日に規制改革会議から拒否の回答がされた事が明らかとなった。拒否の大きな理由として、「射倖心をあおるもの等を公的金融によって振興を支援すべきではない」ことが挙げられている。なお、全日遊連側は今後も中小企業庁金融課への陳情を継続するとしている。(日刊遊技情報)
>>一覧に戻る