ビスタタイムズTOP / メディアレポート / メディアレポート詳細
   メディアレポート詳細
もえぱち 第4回 『快盗天使ツインエンジェル』特集〜(゚∀゚)ノ キュンキュン (゚∀゚)ノ ハイハイ!〜
敢えて今、初代を語る
 パチンコでやったからにはパチスロでもやらざるを得ない。という訳で単独機種特集第2弾の対象機種はパチスロ『快盗天使ツインエンジェル』に決定。液晶メインの萌えスロの皮をかぶりつつも、その実バリバリのリーチ目マシンである本機。基本的な打ち方を始めとする楽しむためのノウハウをたっぷりとお伝えしていきましょう。それでは早速Let’s go fever time!
打ち方覚えてWAKUWAKU♪
 まずはお約束の基本スペックから。本機に搭載されているのは純増約210枚のHARUKAボーナス(以下遥)と同約310枚のAOIボーナス(以下葵)、そして同約48枚のREG(以下仮面)の3種のボーナス。

 ボーナスは小役との同時成立がメインで、遥は鞄orベル、葵は鞄orチェリー、仮面はチェリーとの重複で成立する(一応全てのボーナスに単独フラグ有り)。ボーナス後は必ずチャンスゾーンに突入し、ここでリプレイより先にベルが成立することで70ゲームのRT「エンジェルタイム」へと突入する(RTについての詳細は後述)。

 ボーナスは当然設定に比例し確率が良くなるものの、基本的に確率は重め。ボーナス確率(種類や当選契機の考慮も含む)やベル確率などを元に設定を推測することはできなくもないがやるだけ無駄です。今更この機種に設定入れてるホールなんてありやしませんから。むしろあるなら教えろ。
 肝心の打ち方ですが、順押し、中押し、逆押しのいずれでも楽しめるのが本機のいい所。では早速順押しから解説していきましょう。順押し時に狙うのは左リールのBAR絵柄。こいつを枠上〜上段に狙います。

 順押し時の停止形は以下の3種類。停止形ごとの違いと成立役はこんな感じ。
停止形1
左リールに鞄出現
成立役:全ての鞄
中、右リールに鞄狙い
停止形2
左リールにチェリー出現
成立役:全てのチェリー
中、右リール適当打ち
停止形3
左リール下段にBAR停止
成立役:ハズレ、ベル、リプレイ、各種ボーナス
中、右リールを適当打ち
 順押し時のメリットは、ボーナスの成立が見抜きづらいので演出が活きること。対するデメリットはボーナスの察知が遅れるということ。パチスロ初心者には目押しの練習をしつつ演出を楽しめるこの打ち方がオススメです。

 続いて中押し。中リールの青7をこれまた枠上〜上段に狙います。中押し時の停止形は以下の4パターン。
停止形1
青7上段停止
成立役:鞄、遥重複鞄
停止形2
青7中段停止
成立役:全てのチェリー、葵重複鞄、葵(単独or成立後)
停止形3
青7下段停止
成立役:ベル(葵成立後)
左、右リールに青7を避けて目押し
停止形4
青7枠下停止
成立役:ハズレ、リプレイ、全てのベル、遥or仮面(単独or成立後)
左、右の順で適当打ち
 これらの内、停止形1、2については状況により打ち分けが必要な場合もあるのでちょっと補足。
▲一発で白黒付けるか、次ゲーム以降に判定を持ち越すか。ご利用は計画的に
 まず停止形1の場合。この形になった時点で葵重複鞄の可能性はなし。

 残る希望は遥重複鞄なのですが、右リール上段に赤7をビタ押しすることでそちらも判別可能になります(ビタ停止で遥重複鞄が、スベった時点で種無し鞄が確定)。
▲赤7枠上停止で単独葵確定。確か要枠上ビタ
 続いて停止形2の場合。この停止形になったらまずは右リール枠上〜上段に赤7を狙い、鞄orチェリーを判別。

 鞄テンパイ(赤7中段停止)で葵重複鞄確定。赤7上段停止ならチェリーなので、次ゲーム以降の展開に期待しましょう。
 どうせなので停止形3、4の場合もついでに補足。まず停止形3の場合。本機は小役優先機能非搭載なので、必ず青7を避けるようにしましょう。たかが9枚、されど9枚。これ重要。そして停止形4の場合。この形になった時は必ず左→右の順でリールを停止させること。この手順でダブテン以外のハズレ目ならばボーナス非成立が確定するので、ヤメる際の最終チェックにどうぞ。また、左リールを押す場所によってはベルがナナメに揃う時もあり、その時は遥重複が確定となります(平行揃いでも重複の可能性あり)。

 ここまでご覧になればもうお分かりでしょうが、中押し最大のメリットは、ボーナスを含む全てのフラグを最速で判別可能な点。完璧に判別するにはビタ押しが要求されるため初めは難しいかもしれませんが、成立したボーナスを迅速に察知、入賞させる楽しみ方は中押しならでは。自分だけがボーナス成立を知っているという状況を作りやすいため、1人でニヤニヤするには持って来いの打ち方です。2ゲーム連続の種無しチェリーを笑ってスルーできればあなたはもう一人前。
 中押し唯一にして最大のデメリットは、完全に液晶演出が死ぬということ。なにせ遅くとも重複役成立の次ゲームにはほぼ重複の有無がわかってしまうため、演出を楽しむどころではない訳で。正直言って本機の演出は信頼度もへったくれもない極めてバランスの悪いものですが、逆に言えばあらゆる演出からの入りパターンが楽しめるということ。この良くも悪くもカオスな演出群を楽しめないのは少々勿体無い。たまには初心に帰って順押しで楽しむのもいいじゃないか、筆者はそう考えます。

 ついでに中押しの亜流としてBAR狙いをご紹介。基本的な制御は青7狙い時とほぼ一緒ですが、最大の違いは「BARを中段に押せば赤7を引き込む」という所。つまり中押しBAR狙いを実行した時に見事遥が成立していれば、ズルスベリと共に赤7がこんにちは。この快感は是非多くの人に味わってもらいたい。青7狙いと違い、ダブテンハズレがBIG確定という長所もあるので、こちらをメインにするのもありかも。
▲中押しBAR狙いの欠点はボーナス重複鞄が見抜けない、仮面重複チェリーを取りこぼすなど。用量用法を正しく守ってご使用下さい
 最後にちょいとマニアックな逆押しについて。狙うのは右リールの赤7を枠2コマ上〜枠上。ここからの停止形は2パターンのみ。
停止形1
赤7枠上停止
成立役:ハズレを含む様々なフラグ
停止形2
赤7上段停止
成立役:全てのチェリー、遥重複ベル、遥重複鞄、単独遥
 まず停止形1の場合ですが、この時に成立している可能性のあるフラグを補足。正確にはハズレ、リプレイ、種無しベル、種無しor葵重複鞄、単独葵or仮面となります。

 そして逆押しの目玉、停止形2の場合。ここからの鞄orベル重複は遥との重複が、更に小役ハズレで単独遥が確定します。何としても遥の当選契機を見極めたい、そんな遥ジャンキーのアナタには、この打法を強くオススメ。

 但し、上記のメリットの代償として、葵の当選契機が見抜けない、鞄を取りこぼしやすくなる、といったデメリットもあります。どちらかと言うと上級者向けの打ち方ですね。
 とまあ、本機の代表的な打ち方は以上の3種類。どれでもお好きなのをどうぞ(個人的には中押しオススメ)。
液晶併せてDOKIDOKI♪
 では続いて液晶演出について語っていきましょう。前述の通り、本機の液晶演出はどう贔屓目に見てもバランスが悪い部類に入ります。ではこれを楽しむにはどうしたらいいのか? 答えは簡単。リール込みで演出を見ればいいのです。まあ突然こんなことを言われても「何のこっちゃ」だと思うので、以下に具体例を挙げてみます。
▲ナビ矛盾仮面重複チェリーはRT中に食らうと割と真剣に殺意を覚えたり覚えなかったり
その1:鞄ナビ&中リール中段青7(中押し)

 おそらく本機で最も多く目にするであろう「液晶併せて一確」の図。中押しはこの時のためだけに存在するといっても過言ではない、中押しマニア至福の瞬間です。

 「葵確定と思わせてナビ矛盾でチェリー成立→仮面重複」の超腰砕けコンボの存在により、適度な緊張感を生んでいるのも高ポイント。
その2:テスト演出(カットインなし)&ダブテン出現

 一度しか見たことがないにも拘らず、その地味さによって一気に本機の私的ベスト演出ランキング上位にランキングされたのがこの演出。

 補足すると、テスト演出時にカットインなし=ハズレナビ。ハズレナビと小役ハズレ目が同時に出現するというこの侘び寂びは液晶機ならではと言えるでしょう。
▲過去に唯一出現したのは単独仮面成立時。また見たいなあ…
その3:レバーON時にプレミアム演出発生

いわゆる「0確」。代表的なのは「予告状演出」でのプレミアム文字など。これといった強演出が存在しない本機にとって、唯一と言っていい液晶のみでアツくなれる瞬間がこれ。どんなリーチ目を出すもアナタの思いのまま。こんな演出が発生してしまったらもう…。どこから止めるかとかどこを狙うかとか、そんな話じゃないよね。
RTなのにATとはこれいかに
 さて、いよいよ本機で勝つためにはある意味ボーナス以上に重要となるRT「エンジェルタイム」についてのお話をしていきましょう。RT突入条件は前述の通り、ボーナス終了後などに移行するチャンスゾーン中にベルを引くこととなっており、突入率は約50%(設定やボーナスの種類によって若干変化)。性能は70ゲームが1セットで終了後に再度チャンスゾーンに移行するループタイプで、更に1ゲームあたりの見込み増加枚数は約0.9枚。完走型でないのが玉に瑕ですが、RTとしては現存機種の中でもトップクラスの性能を誇ります。
 如何にコイン持ちのいい本機とは言え、通常状態で70ゲームを消化するにはクレジット消化&追加投資は必至。そう考えるとRT突入時と非突入時では獲得枚数に100枚以上もの差が生まれます。それほど重要な場面となるチャンスゾーン、どうせならアツく楽しみたいと思うのが人情というもの。そんなリクエストにも本機はバッチリ応えてくれるのです。

 本機は基本的にリプレイorベル成立時にはダブルテンパイの形をとるので、どんな打ち方をしようが第3停止まで成立役はわかりません(液晶でのナビ除く)。よって最後までドキドキしたい時は通常通りに消化すればOK。ちなみに、RT突入時のパターンとしてリプレイナビからの矛盾でベルが入賞というケースが結構あります。最後まで希望を捨てさせない心遣いがニクイと思いません?
▲チャンスゾーンはベルとリプレイのダブルテンパイから全てが始まる。稀にしれっとダブテンがハズレるのがまたステキ
 対して、RT突入をさっさと判別したい時は順押し赤7上段ビタ押しがオススメ。ビタ停止でリプレイ確定、2コマスベリの赤7下段停止でベル確定。第3停止を待たずして決着が付きます。

 左リールにリプレイが存在しない安心の1確、是非ご堪能あれ。
 RT突入後はボーナスの成立を祈るのみ。めでたくBIGを引ければ目くるめくキュンキュンワールドへとご招待。なお、本機のボーナスはメイン小役が9枚役であるため消化に時間がかかります(特に葵)。周囲の視線を一斉に受けつつの羞恥プレイをどうかお楽しみに。特に「設定変更→開店直後のCZ(RT)中にボーナス」の流れをやらかすと、周囲の静寂との対比で一層プレイのレベルが上がるので精神修行にピッタリ。

 RT中に注意したいのは仮面の存在。歌が聴けないどころか、状況次第ではRTパンク役以外の何者でもないコイツの成立を防ぐ手段はもちろん存在しません。天使に祈るなり、コイン投入口の裏側に潜む彼に「空気読めよ」と語りかけるなり、お好きな方法を使いRTをお楽しみ下さい。
ちょっと見づらいですがコイン投入口裏側の彼。一体誰なんだろう(棒読み)
最後に〜『快盗天使ツインエンジェル』まとめ〜
 長々と解説してきましたが本企画はこれにておしまい。お付き合い頂き有難うございます。最後に言うのもなんですが本機の欠点はやっぱりボーナスが重いこと、これに尽きますね。折角綺麗なリーチ目やら重複確定目やらがたっぷりあるのに、それを堪能できる機会が少ないってのはちょっと。

 ま、その分リーチ目の価値が高まると言う意見もあるでしょう。それについては否定しません。コイン持ちやRTの性能を抑えてでも、ボーナス合成確率を250〜200分の1くらいにできていればもう少し人気が出たのかなあ、とか思うこともしばしば。『〜2』からパチスロデビューした、なんて方は機会があったらこちらも打ってみては如何でしょうか。
>>特集一覧    >>メディアレポート一覧  

◇ 関連機種情報 ◇
     快盗天使ツインエンジェル