この一連のゲーム性を一言でまとめるならば「大激走モードを引くまで我慢、引いたらワッショイ」だが、これは既存のパチンコ機よりも、むしろパチスロ4号機時代の末期に人気を博した『島唄-30』や『南国育ち』といった沖スロに近いと言えるだろう。
ただ残念なのは、プレイヤーが本機のポテンシャルを引き出しきることができなかった場合(より具体的な言葉に置き換えれば、大激走モードを引けずに連チャンが終わってしまった場合)、機種への評価が極端に下がってしまうということだ。何しろ、大当たりは連チャンしているのに1回あたりの出玉が少なく、大当たり間はじわじわと出玉が減っていくのである。しかも、いつヤメていいのか分からない。これでは、例え勝利を手にしたとしても「もうあの機種はいいよ…」となってしまうだろう。一方、一度大激走モードの快感を味わってしまうと、多くの者がその虜になってしまう。この両極端さ具合が『CR大激走学園M』をマニア台にさせているのだ。 |
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▲大激走モード突入が確定する至福の瞬間。これを味わうためだけに本機を打つプレイヤーも少なくないはずだ |
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