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名機復活！　マルホン工業『CRAファインプレーSP』特集

	大当たり絵柄で継続率が変化する「進化系自力継続タイプ」で名機が復活！

　2014年９月10日、マルホン工業株式会社より『CRAファインプレーSP』のリリースが発表された。本機は20年前に登場し一世を風靡した羽根モノの名機『ファインプレー』の復刻版で、「進化系自力継続タイプ」によるラウンド継続システムを採用。常に継続率が一定になる従来の自力継続タイプとは異なり、大当たり絵柄によってラウンド継続期待度が変化するという独自の仕様になっているぞ。

今もなお語り継がれる伝説の名機を振り返る

ファインプレーとは？

　1994年にマルホン工業より登場した野球をモチーフとした羽根モノ機で、当時人気だったあらゆる要素を詰め込んだ羽根モノの集大成とも呼べる仕上がりの１台。特に磁石により回転体にくっつく玉の動きと可動Ｖゾーンの組み合わせは、後述の自力ラウンド継続を始め、様々な場面で多くのドラマを生み出した。

　ゲーム性は羽根に拾われた玉が回転体の磁石にくっつくことでＶ入賞のチャンスが訪れるというもの。くっつきパターンには「HIT」と「HOMERUN」の２パターンがあり、後者はＶ入賞濃厚となる歓喜の瞬間だ。大当たりラウンドの継続には貯留玉（最大の５個まで貯まればＶ入賞濃厚）によるものと自力継続があり、規定ラウンド数（大当たり絵柄で変化）までは回転体下とＶゾーン前に停留バーがせり出すことで貯留玉を確保し、それ以降はラウンド中に自力でＶ入賞＆ラウンド継続を狙っていくというスタイルになっている。

ラウンド継続期待度変化の秘密は「Ｖ直撃ルート」にアリ！

　通常時はモード選択が可能で、「クラシックモード」が演出・サウンド共に初代を完全継承した懐かしのモード。対して「メジャーモード」はドット演出や歓声などのサウンドが盛り込まれた賑やかなモードとなっている。大当たり絵柄もクラシックモードが「Ｓ」or「Ｗ」or「HR」、メジャーモード選択時は「ヘルメット」or「ユニホーム」or「HR」とモードに応じて変化し、後者のものほどラウンド継続期待度が高くなっていく（HR停止時にはほぼ確実に実質15ラウンドを完走）。

羽根部分の２塁ベース＆ホームベースは保留ランプで、１回開放保留時は２塁ランプが、２回開放保留時はホームベースランプが赤く点灯。保留は両方を合わせ最大で２個までストックできる。また、大当たり中にはBSOランプの点灯で入賞カウントを知らせてくれるぞ。

　Ｖ入賞に至るルートは「Ｖ直撃ルート」と「回転体ルート」の２通りで、前者は羽根に拾われた直後に振り分け部によるルート振り分けが行われ、振り分け部が開放したタイミングで玉が飛び込んでくればダイレクトにＶ入賞を狙ってくれる。後者は回転体のどこに玉がくっつくかに注目しよう。左右の「HIT」なら約30％で、中央の「HOMERUN」ならほぼ確実にＶ入賞となる。大当たり中はどちらのルートからでも構わないので、９カウント入賞までにＶ入賞を達成すればラウンド継続となるぞ。

　なお、大当たり絵柄によるラウンド継続期待度の変化は、羽根の開放タイミングが鍵を握っている。高継続絵柄停止時ほどＶ直撃ルートを通りやすく、また、回転体ルート通過時に回転体へのくっつきが発生しやすいタイミングで羽根が開放されるため、結果的にラウンド継続期待度が高まるという仕組みだ。低継続＆中継続絵柄停止時には回転体ルートからのＶ入賞がメインとなるが、ここで注目したいのが回転体上部の停留バーの動き。玉が中央に集まりやすくなっているバーの構造上、停留すればＶ入賞は目前だ。