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吉宗（４号機）

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演出

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・	BIG中の演出

分析情報

ゲ

｜

ム

性

紹

介

711枚BIGの１ゲーム連を武器にパチスロ界を統治した伝説の八代将軍

ゲーム性・キャラクター・ＢＧＭ…全てが大ヒットの要因

　本機『吉宗』は、「北斗・吉宗時代」と呼ばれるほど一時代を築いた伝説的機種。シフトの持ち越し機能によってBIGはほぼ毎回大量の711枚、RTを使用した強烈なストック連チャン、更には衝撃の１Ｇ連チャンなど４号機ならではの機能が満載で、ジャンキーとも呼べるほどの熱狂的ファンを作った。

　液晶演出で活躍するのは徳川家八代将軍・吉宗をモチーフにしたと思われる大都技研のオリジナルキャラだったが、姫・爺・越後屋など愛らしいキャラクターたちが繰り広げるコミカルなアクションが受けてTVアニメ化を果たした他、BGM等を収録したCDや関連グッズがバカ売れするなど、パチスロ以外でも大ブームを巻き起こしたことでも有名だ。パチスロ本体も、悪役の越後屋までもがパネル化を果たし、ラブリーパネルまで計５パネル、累計26万台を超える大ヒットを記録した。だが、2006年７月に検定切れを迎え、おしまれながらホールから姿を消した。

　本機は、波の荒いゲーム性も人気の秘密だったが、それを可能にしたのが５号機では禁止されたストック機能を活用した連チャンシステムだ。内部的にはBIG・REG共に約240分の１という高確率でボーナスを抽選しているが、ボーナスが成立すると内部的にはRTがスタートし（実際にリプレイが揃う確率はほぼ変化なし）、ボーナスを揃えることができなくなる。ボーナスを放出するには特定の条件を満たしてRTを終了させなければならず、その条件となるのが、（１）RTのゲーム数消化、（２）成立フラグによるRT解除抽選、（３）ボーナス中の特殊条件の３つだ。

BIGはほぼ毎回711枚獲得可能。純ハズレやパンクなど、ナビに従って打ったにも関わらず711枚以下の場合は、BIGの１Ｇ連チャンが発生するぞ。

RTゲーム数＆モードシステムが波の荒いゲーム性を作り出す！

鷹狩り演出は特殊制御中がほぼ確定する演出。ここでボーナスを引けば次回は天国モードがほぼ確定だ。

　RT解除条件の中でメインとなるのがゲーム数消化だ。最初にRTのゲーム数の決定方法から説明すると、まずボーナス終了後に「通常Ａ」、「通常Ｂ」、「天国」の３つのモードへの振り分け抽選が行なわれ、次にそのモードのテーブル振り分け率でRTゲーム数の抽選が行なわれる仕組みとなっている。通常Ａは502ゲーム～565ゲームと以後400ゲーム周期で振り分け率が高いチャンスゾーンが訪れる。通常Ｂは402ゲーム～465ゲームの振り分け率が高く、以後400ゲーム周期でチャンスゾーンが訪れる。通常Ａ・Ｂとも天井は1921ゲームなので、1200ゲーム以降なら積極的に狙う立ち回りが有効だった。天国モードは、天井が193ゲームと早い当りが確定するモード。この天国モードはループする確率が、最も低い設定１でも約30％あり、１Ｇ連を絡めて大連チャンを巻き起こす要因となった。なお、ボーナス消化後のモード移行率にも特徴があり、モードＡからはほぼモードＢへ移行し、モードＢは約27～50％で連チャンモードが期待できるチャンスモード。ただし、REGの振り分けが約60～70％と高く、連チャンモードに移行しないと悲惨な状況になる場合も…。

　なお、本機にはリプレイ時に20～60ゲーム、特殊制御に変化する抽選が行なわれている。この特殊制御中にボーナスを放出した際は、いずれのモードに滞在していても。必ず天国モードに移行となる。特殊制御中はリプレイや俵が揃う際にスベリが頻発したり、「鷹狩り演出」がしたりするので、察知した際は即座のボーナス放出を願おう。

特定役解除の存在が常にボーナスの期待感を生む

　RT解除のチャンスとなるフラグは（１）純ハズレ（２）ボーナス内部成立（３）チェリー（４）松の４種類。純ハズレは成立すればRTゲーム数が32ゲームに短縮されるというボーナス放出がほぼ決定となるフラグ。成立時は通常のハズレと同じ制御で停止するので出目から見抜くことは難しいが、ゲーム数と演出からある程度推測することは可能となっている。純ハズレの確率には大きな設定差があり、アツいゾーン以外での不思議な当りが頻発すれば高設定の期待大だ。

　ボーナスの内部成立時は約25分の１でRT解除のチャンスとなる。成立時の出目は通常ハズレかチャンス目が停止するが、後者ならRT解除の大チャンス。RT解除抽選に当選時は、成立したボーナスがBIGなら１ゲーム、REGなら３ゲームのプチRTに突入して放出となるので、あまり意味はないがどちらが成立したかを見抜くことも可能だった。チェリー成立時は約37分の１でRT解除。解除時は１～４ゲームのプチRTを経てボーナス放出となる。制御から解除期待度が異なり、２連チェリーより３連チェリーの方がアツく、単チェリーなら解除確定となる。松成立時は約163分の１とあまりRT解除は期待できない。だが、解除に成功すれば天国モードに移行という特典が存在した。

チェリーは出現率・解除率共に優秀。ナビ発生時は、RT解除確定となる単チェリーでの停止を期待しよう。

ボーナス中は常に１ゲーム連チャンが期待できる！

１Ｇ連は５連チャン分まではストック可能。爺BIG中の夕方背景はストックありのサインだ。

　３つ目のRT解除条件は、ボーナス中に特定条件を満たすこと。この場合、ボーナス後にRTに突入せずにボーナスが揃えられる状態になり、ストックがあればBIGが優先的に放出される。つまり、BIGの１Ｇ連が発生するのだ。本機のBIGはシフトの持ち越し機能を搭載しているため、ナビに従って打てばほぼ毎回711枚獲得できるという超強力な仕様なので、１Ｇ連やモードによる連チャンを繰り返し、一撃で数千枚を獲得することも珍しくない爆発力を秘めていた。

　その特定条件とは（１）BIG中の特殊制御成立（２）純ハズレ（３）JACハズレ（４）JACゲーム中８ゲーム連続俵揃い（５）パンクの計５パターン。（１）と（２）の条件は、BIG中のJACゲーム以外がチャンス。特殊制御は２パターンあり、青７を狙ってシングルラインで揃うものと、ダブルラインで揃うものが存在。前者なら１回分、後者なら一気に２回分の１Ｇ連の権利獲得となる。そして、約２万分の１という純ハズレは成立すればなんと３回分の権利獲得となるぞ。（３）と（４）はBIG、REG共通の条件。JACゲーム中に１セット（８ゲーム）を全て俵で揃えるか、約1310分の１のJACハズレを引けば１Ｇ連の権利獲得となる。（５）のパンクは30ゲームの間にJACインフラグを２回以下しか引けない場合も１Ｇ連の権利を獲得できる。JACインの回数で１Ｇ連の権利個数が異なり、２パンなら１個、１パンなら２個、そして０パンなら３個の権利獲得となる。

　なお、１Ｇ連の権利を複数個獲得し、次回のBIG時に新たに１Ｇ連の条件を満たせなかった場合は、JACゲーム中に押し順ナビが発生して俵８連続の条件が簡単に満たせる仕組みになっている。ただし、この権利のストックはリミットがあり、５連チャン分までしか発生しない。５連チャン目以降はそのBIG中に１Ｇ連の条件を達成しなければ１Ｇ連せず、複数個の１Ｇ連の権利を満たしても無駄になってしまうので注意だ。

告知方法の異なる３種類のBIGが存在！

　BIG中のキャラは「吉宗」「爺」「姫」の３種類存在し、選んだキャラクターによって、１Ｇ連の告知方法が異なる。爺BIGは完全告知タイプ。BIG中のBIG揃いを引いた場合はレバーを叩いた瞬間にインパクト抜群の「キーーーン」という告知音と共にリールが赤くフラッシュし、横の「八代将軍ランプ」が点灯する。この時点で１Ｇ連確定なので、青７を狙いダブルライン揃いかシングルライン揃いかを見極めよう。なお、JACハズレやパンク時は後告知となり、確定した瞬間に祝福の告知が発生する。吉宗BIGは、チャンス告知タイプ。「ジャキッ」という音がすれば青７揃いのチャンス。こちらはあくまでチャンス予告で、告知音発生時の期待度は約５～６％程度だ。なお、爺BIGも吉宗BIGも、JAC INフラグのシフト持ち越し数が表示されているので、ランプが満タンになるまではパンクを期待しながら消化することができるぞ。

　姫BIGは後告知タイプ。BIG中は一切告知が発生せず、BIG終了後のおみくじで１Ｇ連の当選の可否を告知する。姫が描かれたカードの枚数が多いほどチャンスで、３枚全部姫なら１Ｇ連確定となる。１ゲームごとのドキドキ感は他のBIGには劣るかもしれないが、状況や気分によって選択してみるのがおすすめ。１Ｇ連の権利を複数個獲得していても見破る術はないので、５連以上のリミット達成時に複数回分条件を満たして、悔しい思いをしたくない時などは比較的看破しにくい姫BIGで消化するのが無難だろう。