京楽 CRぱちんこ必殺仕事人3 XR65TF7
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京楽『CRぱちんこ必殺仕事人3』プレスカンファレンス&特別先行展示会
4年の沈黙を経て仕事人がホールに帰ってきた!
 2007年3月15日、京楽産業.株式会社は港区白金台にある都ホテル東京・醍醐の間において、新機種『CRぱちんこ必殺仕事人3』のプレス向け披露会を、そして4日後の同19日、今度は港区台場にあるホテル グランパシフィックメリディアンでホール関係者を対象とした特別先行展示会を開催した。ここではプレス向け披露会の内容に加え、特別先行展示会の模様もお伝えしていこう。

 「仕事人」といえば、京楽人気に火を付けるきっかけとなったシリーズ。2001年に登場した初代『CR必殺仕事人』では、ハンドルに振動を起こすP-vibを搭載。そして2003年に登場した2代目『CR必殺仕事人激闘編』では、閃光と共に白刃が出現する「日本刀ギミック」と、盤面を切り裂く前代未聞の驚愕アクション「閃光X斬り」を搭載し、世のパチンコファンの度肝を抜いた。
 
 そして2007年…4年間の沈黙を経て、3代目となる『CRぱちんこ必殺仕事人3』がホールに帰ってきたのだ。ゲーム性からギミックまで、完成度の高さはもはや説明するまでもないはずだ。同社が送り込む話題の最新作、その出来映えをトクと味わえ!
シリーズの全てを注ぎ込んだ京楽渾身の一作!!
 仕事人シリーズ最新作のお披露目とあって、会場となった都ホテル・醍醐の間には開演前から多くのプレス関係者が来場した。会場に入ってまず驚かされたのがプレス席の数の多さである。その数は200席以上。これだけでもかなりの迫力である。そして正面に目を向けると、なんと縦3〜4メートル横10メートルほどの巨大スクリーンが鎮座。プレス向けの披露会とは思えないほどのスケールである。

 巨大スクリーンに仕事人シリーズの軌跡が映し出された後、司会者の紹介により、本機の開発を担当した同社企画本部プロデューサー・井坂正行氏が登場し、機種コンセプトや開発時のエピソードなどが語られた。井坂氏によると本機の開発は2005年の4月から始まり、初代・2代目に負けない爽快感・サプライズ的要素を取り入れた自信作であるという。

 井坂氏が降壇した後、スクリーンにプロモーションVTRが放映。そしてそのVTRを見ていた次の瞬間、スクリーン手前の床から突然スモークが!? それに驚いていたのも束の間、今度は先ほどまで映像が映し出されていた巨大スクリーンが落ち、ステージ奥からまるで壁のように積み上げられた(縦4台×横5台が2つ)『CRぱちんこ必殺仕事人3』が姿を現したのである。40台全て同じ演出が流れており、圧倒的な存在感を放っていた。

 そして同社代表取締役社長・榎本善紀氏が登場し、「稼動が上がる機械を出すことがメーカーの使命」「稼動命をモットーに業務に取り組んでいく」とコメント。本機に関しては「今までのノウハウを全て注ぎ込んだ機械」と語り、井坂氏同様、作品の完成度の高さをアピールした。また、同氏からは「『好きです! パチンコ!!』キャンペーン(仮称)」という新たな活動の予定が発表された。これは全国のマスコミ・ホールと京楽が提携し、パチンコの楽しさを全国に広めていくというキャンペーン。詳細については、今後リリースがあるようだ。

 最後にスクリーンにて、必殺仕事人の中村主水役でお馴染みの藤田まことさんがビデオレターで登場。藤田さんは本機の感想を「前作を遥かに凌ぐスケール」「音と光りのタイミングが絶妙」と大絶賛。そして「必殺仕事人を末永く愛してやって欲しい」とのコメントで、披露会は幕を閉じた。
今回の会場はシロガネーゼ御用達(?)の都ホテル東京。受付開始時刻の30分前に会場入りすると、既に大勢の記者達がスタンバイしていました。さすが京楽…。
ステージ周辺の装飾はモチーフに合わせて江戸時代風。右写真の通り、プレス席は前代未聞としか言いようがない程の多さでしたが、開演時にはほぼ満席に。
開演すると、まずは企画本部プロデューサー・井坂正行氏が登場。
続いて巨大スクリーンにプロモーションVTRが流されました。そして映像終了間際、突然スモークが…!?
スクリーンの背後から計40台の実機がド派手に登場! びっくりサプライズ!
代表取締役社長・榎本善紀氏が登壇。新機種に対する自信が伝わってきます。
最後に主演である藤田まことさんのビデオレターが上映されました。
試打開場に移動する前に、休憩コーナーで一休み。お寿司とピザと小龍包、さらにオリジナルカクテルをいただきました。和洋折衷ってやつですね。
名機を継承し、更に進化した演出陣に注目!
 それではいよいよ『仕事人3』の中身についてお伝えしていこう。誰もが気になるのは液晶演出と思われるが、その前にハード面に注目して欲しい。まずはハンドル。初代『CR必殺仕事人』と第2弾『CR必殺仕事人 激闘編』にはハンドルが振動するP-vib機能が搭載されていたが、本機にもそれに似た機能が採用されている。何と、今回はハンドル内部にパトランプが仕込まれており、チャンス時には「キュイーン」という高音と共に激しい光を放つのだ。もちろんハンドルが光れば大当たりの期待大となる。

 また、上皿部分の十字キー、および台枠の上部&下部に配置されたサーチライトにも注目したい。現在の所、これらの使われ方は不明だが、ゲーム性の幅を広げてくれることは間違いないだろう。

 続いてはゲーム性について。『CR必殺仕事人 激闘編』は「閃光X斬り」「日本刀ギミック」という2大機能をウリにしていたが、これらは本機においても継承されている。『〜激闘編』のファンだったプレイヤーも納得の作りと言えそうだ。しかも、本機の役モノはこれだけではない。何と、今回は盤面右側にも日本刀役モノが配置されているのだ。ギミックは従来の日本刀役モノと似ているが、可動時の信頼度は従来以上と思われる。

 そして、本機には更にもう1つ役モノが搭載されている。プレイヤーからは見えない位置に、障子型の役モノが隠されているのだ。今回の試打では数回しか見ることができなかったが、この障子役モノが液晶の前面に飛び出してくるシーンは一見の価値アリと言っていいだろう。

 続いて気になる液晶演出についてだが、基本的な流れは『仕事人』と『〜激闘編』がベース。通常時の液晶画面には江戸の穏やかな風景が映し出されており、事件が発生することで様々な演出へと発展していく。予告アクションとしてはお馴染みの「捕物ストーリー」が用意されている他、実写映像を使用したステップアップ型のアクションが追加されている。

 また、リーチアクションの進化にも注目。主要キャラクターにはそれぞれCGアクション&実写アクションの2パターンが用意されている他、サブキャラクターが活躍するアクションも豊富に用意されており、プレイヤーを飽きさせない。ボタンを使用して発展先を選択するお馴染みのアクションももちろん継承されているぞ。
今回の新枠はパトランプ型のハンドルを搭載。高音を伴って光ればアツい!
上皿にはボタンと十字キーが。そして台枠の上部&下部には様々な方向を向くサーチライトが。これらもゲーム性に関係する!?
お馴染みの「閃光X斬り」と液晶上部の「日本刀ギミック」は今作でも健在。
今回は液晶右にも日本刀を配置。突然障子役モノが現れるサプライズもあるぞ!
突確「必殺仕事人モード」も搭載されている。ピンクの服を纏った女泥棒「おとつ」を捕獲できれば突入か…!?
予告アクションの基本はステップアップ型の「捕物ストーリー」。赤泥棒出現はチャンス、ゼブラ泥棒出現は大チャンス!
ボタンを使用するプレイヤー参加型のアクションも数多く用意されている。
今回は実写を使用したステップアップもアリ。信頼度はどの程度なのだろうか…!?
主要キャラクターそれぞれにリーチアクションが割り振られている。写真は「飾り職の秀」「念仏の鉄」が活躍するリーチ。
サブキャラクター達が主役のリーチも用意されており、飽きさせない作りになっている。
京楽マシンではお馴染みのリーチ選択アクション。どれが選ばれても激アツの実写リーチに発展だ。
確変中は悪人達にさらわれた「おふゆ」を救出するストーリーが展開。大当たりごとに悪人を1人ずつ倒していき、無事救出するとQRコードが表示される。携帯電話を使ってアクセスすると…!?
豪華ゲストが揃い踏みした特別先行展示会!
 ここからは3月19日に行なわれた特別先行展示会の模様をお伝えしよう。会場となったのは東京・お台場にあるホテル グランパシフィックメリディアン。会場へと続く道には「必殺仕事人」で実際に使用されていたアイテムや衣装が展示、さらに奥へと歩を進めると会場内には巨大な橋が架かっており、その下に試打機が並んでいるという凝りに凝った作りである。江戸の世界とパチンコを見事に融合した空間ともいえる。

 前回のプレスカンファレンスとは違い、今回はスペシャルゲストステージがあり、15時からは組紐屋の竜こと京本政樹さん、16時からは飾り職の秀こと三田村邦彦さんが登場。そして17時からは中村主水こと藤田まことさんが歌を歌いながら登場し、その後、京本さんと三田村さんを交えてのトークショー。司会を務めた元フジテレビアナウンサー・山中秀樹さんとの掛け合いで、会場を沸かせた。

 この他にも3回のステージ全てで、ジャパンアクションエンタープライズの皆さんによる激しい殺陣が行なわれたり、必殺仕事人のテーマ曲でお馴染み、作詞家・作曲家の平尾昌晃さんが駆けつけたり、フォトセッションがあったりとイベントが盛り沢山。見て、打って、聞いて、全てにおいて楽しめるエンターテインメント性抜群の展示会だった。
展示会が行なわれたのはフジテレビがあることでも知られているお台場。会場内に足を踏み入れると、そこは必殺仕事人の世界がっ。もちろん、マスコットキャラクターのタヌ吉くんも応援に駆けつけてました。
山中アナの司会によりイベントがスタート。ジャパンアクションエンタープライズの皆さんの殺陣を堪能。そしてその直後、ステージが回転し、50台もの仕事人が登場! プレスカンファレンスの時よりも台数が増えてます!
始めに登場した京本さん。中性的な魅力で会場の女性陣の視線を独り占めに。ただ、本作ではプレミアムとしての登場とのこと。
続いて登場したのが三田村さん。鳶の仕事をやっていたから、仕事人では塀の上を走らされるようになったとコメント。
中村さんこと藤田まことさんは登場シーンからしてサプライズ。なんと、歌を歌いながらの登場でした。いつみてもシブいっす。
「チャララ〜♪」の生みの親である平尾さんの登場に、藤田さんを始め、ゲストの皆さんもビックリ!? 楽しいトークが繰り広げられました。
会場出口にはコンパニオンの方々が。見てくださいよ、このおみ足。こんな仕事人がいたら…。そう思う今日この頃です。
注目展示会コンパニオン No.046
おめえさんの望みなら、何でもかなえてやるぜ。
後記
 今回は色々と驚かされることばかりでした。まずは会場の広さと来場者の数。プレスしかいないのに200人ってスゴすぎ…。そしてあの積み上げられた盤面にも驚きです。これまで数多くの展示会を取材してきましたが、ここまでインパクトのある実機登場シーンは無かったんじゃないでしょうか。

 でも、一番驚いたのは、披露会場と試打会場とのエントランスに設けられた休憩スペースの食事ですね。お寿司、ピザ、、小龍包、オリジナルカクテル…もう全部が美味。「今回は絶対に食事が出る!」と見越して、あえて食事を取らずに行ったんですが、大正解でしたね。浮いた食事代はパチンコ代に回しますんで、ご勘弁を!
(C)松竹、ABC