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サンセイR&D『芦毛伝説CRオグリキャップ』プレス発表会
業界初「SRD育成システム」とは?
 2007年3月5日、株式会社サンセイアールアンドディは、東京・台東区のラ・ベルオーラムにて、最新機種『芦毛伝説CRオグリキャップ』のプレス発表会を開催した。本機は2005年に同社がリリースした『CRオグリキャップ』のリプロダクト・バージョン。前作は業界初の育成シミュレーションパチンコとして話題となったが、今回はそれを更に進化させた「SRD育成システム」を採用しているという。果たしてその中身とは…!?
今度のオグリはリプレイが可能!
 今回のプレス発表会は同社開発技術部・山下耕司氏の挨拶でスタート。「ただリメイクというだけではなかなか受け入れて貰えない市場の中で、豊富な演出や前作を上回るゲームシステムは標準装備と考え、最新VDP「AG3」、容量8GBのROM、15インチXGA液晶を採用した。しかし、それだけではオグリキャップならではのゲーム性を実現できない。そこで、お客様に何度でも遊んでいただける機種作りを目指し、“リプレイ”をキーワードに開発を進めた。その結果として導き出されたのが“育成データセーブ機能”だった」と語り、新機種への自信を覗かせた。

 この「育成データセーブ機能」は、遊技終了時にパスワードを控えておくことによって、プレイヤーが育てたオグリキャップの育成データを持ち越しできるという画期的な機能。前作では日が変わったりホールを替えたりすると1からオグリキャップを育て直さなければならなかったが、本機の場合はパスワードさえ控えておけば、いつでも、何処のホールでも自分だけのオグリキャップでプレイできるという。

 山下氏による挨拶に続いては、映像によるゲーム性の紹介や、実機を用いた「育成データセーブ機能」の実演、質疑応答などが行なわれ、プレス発表会は幕を閉じた。
今回のプレス発表会はメーカー関係者による製品説明を中心に据えたシンプルな形式となった。写真は左から、サンセイアールアンドディ開発技術部・山下氏、同・末永氏、取締役営業本部長・遠藤氏。
「育成データセーブ機能」を実演。ジョグシャトルを操作し、8ケタのパスワードを入力すれば、前回遊技時の続きを楽しむことができる。この機能を使用して育てないと見ることができない演出もあるとか…!?
名馬・オグリキャップの軌跡がホールで蘇る!
 さて、ここからはゲームの流れをお伝えしていこう。本機の物語は、オグリキャップが生まれる瞬間から始まる。生まれてすぐレースに出走することはできないので、まずは牧場を中心にオグリキャップを育てていこう。ここではオグリキャップに与える食事やプレゼントなどによって、その後の展開が変化する仕組みだ。そして、オグリキャップの調子が整ったら、トレーニングセンターに入厩。調教メニューを選択し、各種パラメーターをアップさせていく。

 最終調整を終えたら、騎手への騎乗依頼を経て、いよいよ出走となる。通常時に出走できるのはG2、G3の実在する全22レースで、対戦相手として実在の騎手・名馬が登場する点も見逃せない。そして、これらのレースで見事優勝すると大当たりとなり、ラウンド中はオグリキャップがG1レースに出走。ここでも優勝を果たせば確変突入となる。

 ちなみに、本機には突確も存在する。突入のチャンスとなるのは競馬の神様・大川慶次郎氏が登場する「大川チャンス」発生時で、大川氏が指名する名馬とオグリキャップが1対1の勝負を行ない、オグリキャップが勝てば次回転から確変となる仕組みだ。大川氏が指名するのはハイセイコー、ナリタブライアン、サイレンススズカなど、日本競馬史にその名を刻んだ名馬ばかり。現実には実現しなかったオグリキャップと名馬の対決を堪能できるのも、本機の魅力と言えそうだ。
オグリキャップの誕生シーンから物語がスタート。まずは飼葉やプレゼントを与え、ある程度まで育ったら、トレーニングセンターに入厩させる。
トレーニングセンターで本格的な調教を。同時に出走準備を見計らっていく。調教で好結果を残せば、レースに出走する日も近い!?
いよいよレースがスタート。展開はオグリキャップのステータスや得意とする距離などによっても変化する。見事優勝すれば大当たり確定だ!
注目展示会コンパニオン No.043
前回に引き続き、応援役は「でちゃう!ガールズ」。 
後記
 素晴らしい! 実に素晴らしい!! 『CRオグリキャップ』がデビューした時、個人的に「これで育てたデータを保存できたらなぁ」なんて事を考えていたんですが、まさか2年足らずで現実のものになるとは…。プレイヤー視点での要望にしっかりと応えてくれた開発スタッフの皆さんに心からの拍手を送りたいですね。

 気になったのは、「オグリキャップ育成システム」ではなく「SRD育成システム」となっている点なんですが…これは今後の機種でも似たようなシステムを採用するという解釈でいいんでしょうかね?

 個人的には『CRパチクエ』にデータセーブ機能を付けたリプロダクト・バージョン希望です。どうか!
(C)AVANTI
◇ 関連機種情報 ◇
     芦毛伝説CRオグリキャップ       
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