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Sammy『けものっち!』『ディスクアップオルタナティブ』展示発表会
回胴史に残る名機2タイトルが5号機の世に堂々復活!
 2007年4月11日、サミー株式会社は東京・港区にあるグランドプリンスホテル新高輪・飛天において、最新機種『けものっち!』『ディスクアップオルタナティブ』の展示発表会を開催した。『けものっち!』はパチスロ史に刻まれたAT機の代名詞『獣王』の後継機、『ディスクアップオルタナティブ』はARを市場に浸透させた『ディスクアップ』の後継機となっている。いずれも4号機シーンを代表する超名機をベースにしているが、パチスロ界の雄・Sammyはこれらの素材をどう料理したのだろうか…!?
注目作2機種の同時発表で会場は超満員に!
 Sammyとしては約1年ぶりの展示発表会となった今回のイベント。都内最大の宴会場であるグランドプリンスホテル新高輪・飛天が会場に選ばれ、オープン予定時間の30分前には既に多くの業界関係者が入場を待っていた。

 入場待ちをする人の数が多すぎた為か、会場は予定時間の10分前にオープン。同時に大勢の業界関係者が一斉に会場へとなだれ込むと、用意されていた試打席は5分と経たず満席状態になった。また、会場内には5月に発売されるWii用ゲームソフト「実戦パチスロ・パチンコ必勝法! Sammy’s Collection 北斗の拳」を体験できるコーナーや、プレゼントコーナー、食事コーナーが設置されていた他、2つの大型モニターでは新機種2タイトルのプロモーション映像が随時上映されており、試打以外でも楽しめるよう工夫が凝らされていた。
会場はグランドプリンスホテル新高輪(いつの間にかホテル名が変わっていてビックリ!)の大宴会場・飛天。オープンまでの時間が待ちきれず、オブジェや受付嬢を撮りまくってしまいました。
相変わらず、ちょっとどうかと思うほどの広さを誇る飛天。会場内は密林風のオブジェを効果的に配置した『けものっち!』ブースと、ディスコティックなミラーボールが印象的な『ディスクアップオルタナティブ』ブースに分かれていました。
会場2箇所にある巨大スクリーンでは新機種2タイトルのプロモーション映像を上映中…と思ったら、突然世紀末風の映像が流れ、胸に7つの傷を持つ男が登場。これってもしかして…
時間が経つにつれて会場内はどんどん混雑していき、試打機もなかなか空かず…。とりあえずホール関係者のような顔をしてオードブルでもいただきながら待ちますか…
Wii用ゲームソフト「実戦パチスロ・パチンコ必勝法! Sammy’s Collection 北斗の拳」のプロモーションをしていたコンパニオンさんたちを激写。パチスロのボタンを押すようにコントローラーを振って遊ぶパチスロシミュレーターだそうです。すげえ。
サバンナの動物たちが小さくコミカルになって再登場
 ここからは新機種の具体的なゲーム性をお伝えしよう。まずは『けものっち!』から。本機は『ミスターマジックネオ』に続くSammyの告知型5号機第2弾となっており、液晶画面やドットなどは一切搭載されていない。出目とスベリ、そして告知を楽しむパチスロ本来の面白さを追求したマシンだ。

 ボーナスの鍵を握るのはマングースリプレイ(マングース・リプレイ・リプレイ)で、出現してから数ゲームの間、リプレイが頻発すればチャンス。ボーナスが成立していれば、小役否成立時の第3停止ボタンから指を離した瞬間か、小役成立時の次ゲームBET時に告知が発生する。また、マングースリプレイが出現しなくてもチャンスはアリ。通常リプレイとボーナスが同時成立した場合は、レバーON時に告知が行なわれる仕組みだ。

 なお、第3停止ボタンから指を離した瞬間に告知が発生する場合はライオンの鳴き声が、BET時に告知が発生する場合はゾウの鳴き声が、レバーON時に告知が発生する場合はダチョウの鳴き声が響き、プレイヤーを祝福してくれる。また、各ボーナスには専用のBGMが用意されており、特定条件を満たすとサバンナチャンスのBGMに変化するようだ。
告知タイミングは「レバーON時」「BET時」「第3停止ボタンから指を離した瞬間」の3種類。動物の鳴き声と同時にリール左のランプが点灯すればボーナス確定だ。
マングースリプレイ(マングース・リプレイ・リプレイ)出現時はボーナスの大チャンス。告知後はリール右のナビランプが点灯し、成立したボーナスの種類を教えてくれる。
ビタ押しを極めれば獲得枚数がアップ!
 続いて『ディスクアップオルタナティブ』のゲーム性をお伝えしよう。本機は2種類のボーナスと「ダンスタイム」と名付けられたRTを採用した5号機の王道を行くタイプで、ボーナス後はダンスタイムへと繋がるチャンスゾーン「ハイパーDJタイム」「DJタイム」のいずれかに突入する。

 いずれの場合もリプレイが成立すると通常ゲームに転落してしまうのだが、転落前に特殊リプレイ(リプレイ・リプレイ・星)を入賞させれば50ゲームのダンスタイム、15枚役を入賞させれば150ゲームのダンスタイムに突入する仕組みだ。なお、ダンスタイム中はコインを微増させながらボーナスの抽選を受けることができ、ダンスタイム終了後は必ずDJタイムに移行するので、ボーナスとダンスタイムのループも期待できる。

 また、本機には「ハイパーボーナス」「ノーマルボーナス」と呼ばれる2種類のボーナスが存在する。ハイパーDJタイム、DJタイム、ダンスタイム中にボーナスを引き当てた場合はハイパーボーナス、それ以外の場合はノーマルボーナスになる仕組みで、ハイパーボーナス中は15枚役のナビが発生し、獲得枚数がアップするのだ。ただし、ノーマルボーナスでも諦める無かれ。レバーON時に告知音が鳴った時、右リールにスイカ・リプレイ・星をビタ押しすれば、当該ゲームに限って15枚役のナビが発生する。初代『ディスクアップ』を打ち込んだファンも納得の機能と言えそうだ。
紅一点のシンディが主役を務める「ダンス演出」。華麗なダンスで敵をあやつり、最終的に5人の敵全員を踊らせることができればボーナス確定だ。
こちらはアフロマンが宿敵・エルビスとカーチェイスを行なう連続演出。激しいデッドヒートの末、アフロマンが先着すればボーナスとなる。
DJオーガが宇宙船を操縦し敵艦に挑む「宇宙船バトル演出」は最大4ゲーム継続。見事敵艦を撃破することができればボーナス!
ダンスタイム突入時は液晶上で踊るキャラクターを選択することが可能。通常は2択だが、特定条件を満たすと写真のように「エイリやん」を選択することができるようになるようだ。
ハイパーボーナス時は15枚役のナビが発生。指定された色のボーナス絵柄を左リールに狙えばOKだ。
ノーマルボーナスでも、告知音が鳴った時は右リールにスイカ・リプレイ・星をビタ押しすればナビが発生するぞ。
注目展示会コンパニオン No.052
僕にはアナタがユリアに見えます。
後記
 正直に告白します。会場に着くまで、自分は今回の2機種をナメてました。「獣王の後継っつったって、告知機っしょ?」「ディスクアップに液晶は要らんのじゃないかなぁ」と。それぞれの前身機に対する個人的な思い入れが強すぎたせいか、5号機として名機がリメイクされることに対する反抗心か、とにかくまぁ、かなりヤサグレ気味な状態で高輪に向かった訳です。

 でも、会場に着いて試打を始めたあたりから、そんな気持ちは全部フッ飛びましたね。「音」がもう、何というか、ヤバすぎるんですよ。『ディスクアップオルタナティブ』の「STOP IT!」や「ジュワン♪」、『けものっち!』の鳴き声やサバチャンのBGM…自分が一番パチスロにハマっていた頃の記憶を呼び起こすには十分過ぎる程の「音」が会場内に溢れかえっていて、思わず涙しそうになってしまいました。

 そんな訳で、事前評価は全撤回。導入されたら思う存分楽しませて頂きます。

(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾書PS-507,(C)Sammy Published by SEGA
(C)Sammy
◇ 関連機種情報 ◇
     けものっち!    ディスクアップオルタナティブ   
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