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高尾『CRフィンガー5学園天国』プレス発表会
パチンコの女神様よ、この僕に微笑んで!!
 2007年5月29日、株式会社高尾は東京・港区の赤坂レッドシアターにて、新機種『CRフィンガー5学園天国』のプレス発表会を開催した。モチーフになっているフィンガー5は1970年代に一世を風靡した5人組の兄妹アイドルユニット。全盛期の彼らを知らない人はいても、今なお多くのアーティストにカバーされ続けている「学園天国」「恋のダイヤル6700」「個人授業」等の名曲を知らない人はいないだろう。近年『CRキックの鬼』『CR子連れ狼』『CR侍ジャイアンツ』等の懐かし系タイアップ機をリリースし、他メーカーとは異なる独自のポジションを獲得した高尾だけに、今回のマシンにも注目が集まる。
数々の名曲が30余年の月日を経て復活!!
 高尾がショールーム以外の場所で発表会を開催するのは『CR谷岡ヤスジの鼻血ブー!!』以来、約3年ぶり。それだけに今回のイベントに対する注目度は非常に高く、会場となった赤坂レッドシアターには多くのプレス関係者が詰めかけた。

 開演すると、まずはオープニングアクトとしてフィンガー5と同じく沖縄出身の姉弟ユニット・TRIPLE-Pが登場。先月リリースしたばかりのアルバム「TRIPLE-P SHOW〜SEASON2〜」より「SHAKE」を披露し、会場を沸かせた。

 続いて新機種のプロモーション映像が流れ、司会者の長沢純氏が登場。「人が自らの命を絶つなど悲しいニュースばかりが続いていますが、今日は明るいニュースをお届けできます」と語り、『CRフィンガー5学園天国』の発表を宣言した。その後、株式会社高尾代表取締役副社長・内ヶ島隆寛氏が登壇し、「『音楽を鮮明に出すこと』『シンプルでありながらトレンドを押さえ、誰にとっても分かりやすい機種にすること』『作り込みを重ね、飽きの来ない台にすること』の3点をコンセプトに開発を進めた」と新機種に対する自信を表明した。

 そして、ステージが暗転すると、フィンガー5のAKIRAさん&TAEKOさんがバックバンドを従えて登場。ファンク風にアレンジされた「個人授業」「恋のダイヤル6700」「学園天国」を歌い終えると、場内からは割れんばかりの拍手が起こった。

 最後は出演者が勢揃いし、トークセッションに突入。パチンコ番組などでお馴染みのタレント・矢部美穂さんもステージに上がり、AKIRAさん&TAEKOさんに花束を渡して幕となった。
今回の会場は昨年12月にオープンしたばかりの小劇場・赤坂レッドシアター。開演前のステージにはDJブースや各種楽器が並んでおり、弥が上にも期待が高まります。
オープニングアクトとして登場した姉弟ユニット・TRIPLE-Pのお2人。アゲ気味のブレイクビーツに姉・ALICEさんの歌声と弟・SHUNさんのラップが絡み合います。
映像による機種紹介に続き、司会の長沢純氏と高尾代表取締役副社長・内ヶ島隆寛氏が登壇。内ヶ島氏は今回、営業部長を自ら兼任したのだとか。
フィンガー5のフロント・AKIRAさん&TAEKOさんが代表曲3タイトルをファンク風の新アレンジで披露! 30年以上前の曲とは思えないほどの高い完成度に、プレス席からも大きな拍手が贈られました。
最後はタレントの矢部美穂さんも登場しトークセッションに突入。パチンコに対する世代を超えた想いが交差し、お開きとなりました。
激アツの「フィンガー5BALL」演出に注目!!
 それでは肝心のゲーム性を紹介していこう。本機は歌と光とリズムという3つの要素を上手く絡めたパチンコに仕上がっており、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に散りばめられている。盤面を見ればお分かりのように、液晶上部にはフラッシュすればチャンスの「フィンガーランプ」、可動すれば激アツとなる「スポットライト」、液晶左右には衝撃音と共に可動してプレイヤーにチャンスを知らせる「スピーカー」、そして液晶右には3つのライトがきらびやかに光って動く「スターライト」とプレイヤーの期待感を演出する役モノが充実。これらの役モノはあらゆる場面で活躍するため、一瞬たりとも目が離せない。
 
 通常プレイを盛り上げるモードは「通常モード」「保健室モード」「鬼ごっこミッション」「リハーサルモード」「ライブモード」の全5種類。モードによって確変期待度が異なる仕組みで、絵柄とリーチがガラッと変化するリハーサルモードは確変or時短、ライプの臨場感を楽しめるライプモードは確変確定となる。 
 
 また液晶演出にも抜かりはなく、チャンスボタンを活用したプレイヤー参加型のアクションや群予告、実写カットイン予告など期待感を煽るアクションが実に多彩。もちろん、リーチでは「学園天国」「恋のダイヤル6700」などフィンガー5の名曲をライブ仕立てで楽しめるようになっているぞ。

 このように多彩な演出でプレイヤーを魅了すること請け合いの本機だが、特に注目したいのが「フィンガー5BALL」演出となっている。これは変動開始時、チャンス目停止時、リーチ発展中、スーパ−リーチ中など、あらゆるタイミングで発生する可能性のあるアクションで、液晶上にフィンガー5BALLが落下すれば大チャンスというもの。このBALLが出現すれば大当たり期待度大の「フィンガー5ラインリーチ」か、確変が確定する「フィンガーボーナス」のいずれかに突入するため、大当たりを期待していいだろう。
本機は3つの可動式役モノを搭載。液晶右の「スターライト」は主にデジタル始動時に、液晶を取り囲む「スピーカー」「スポットライト」は主にリーチ中に可動し、期待感を高めてくれる。
通常時の舞台となるのは、タイトルの通り「学園」。ボタンを操作するプレイヤー参加型の演出や、激アツ演出の代名詞「群予告」なども採用されており、飽きの来ない作りになっている。
画面中央に「フィンガー5BALL」が落下してくれば大当たりの大チャンス。プレミアムを除く全アクションの中で最高の信頼度を誇る「フィンガー5ラインリーチ」か、確変大当たり確定の「フィンガーボーナス」のいずれかに必ず発展する。
本日の1枚
会場では見られなかった「5人揃ったフィンガー5」は、是非ホールで御確認下さい。
後記
 毎週々々、数多くの展示会・発表会を取材していると、ある程度「イベントの進行パターン」というものが読めてきます。発表機種やゲスト出演者などによって演出は様々ですが、大まかにパターンの分類ができる訳です。ただ、今回のプレス発表会は、これまでに見たどのパターンにも属さない、不思議な雰囲気を持ったものでした。うまく表現できないのですが、穏やかというか、時間がゆっくりと流れているかのような。

 何故そういう雰囲気になったのか、取材を終えてからずっと考えているのですが、未だその理由がわからずにいます。想定外なオープニングアクトのためか、長沢純氏の心地良い司会のためか、AKIRAさん&TAEKOさんが魅せた「大人のフィンガー5」がそうさせたのか。悩み続けてもキリがないので、ここは「高尾というメーカーが持つ独特の空気(=高尾マジック)がそうさせた」と考えることにしましょう。なお、ホールでこの高尾マジックを体感できるのは6月25日から。ご期待あれ。
(C)F5
◇ 関連機種情報 ◇
     CRフィンガー5学園天国   
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