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アビリット『CRバックドラフト』試打レポート
パトライト＋３種の役モノを搭載した豪快なニューマシンが登場！
　2007年８月28日、アビリット株式会社はパチンコ最新機種『CRバックドラフト』を正式発表した。７月上旬に行なわれたパチスロ『パタリロ！』の発表展示会で参考出展された同機だが、その時点で判明していたのは「透過液晶の内側にパトライトが配置されている」ことのみ。その他一切が伏せられていた同機の秘密が今、遂に明らかになる！
甘デジなのにループ率は約88％!?　驚愕の新スペックに注目せよ！
　レポートに移る前に、まずは原作映画について簡単に解説しておこう。「バックドラフト」は1991年に公開されたアメリカ映画。消防隊員であるマカフレイ兄弟の活躍と深い兄弟愛を物語の中心に据えつつ、ロマンスあり、サスペンスありと非常に奥深い内容で多くの映画ファンを魅了した。

　タイトルになっている「バックドラフト」は、火災によって一酸化炭素が充満した室内に酸素が勢いよく流れ込むことで引き起こされる爆発のことで、映画ではILMによる特殊効果でこの驚異的な現象を再現。もちろん、今回の『CRバックドラフト』にも原作映画の実写映像が数多く収録されており、緊迫感溢れるゲーム展開をより色濃いものにしてくれる。
　さて、ここからはいよいよメインスペックとなる『〜JN2』の仕様に迫っていこう。本機は大当り確率99.625分の１（初回納入時・RAMクリア時・2000回転ハマリ後のみ159.4分の１）の甘デジタイプなのだが、約88％で連チャンが継続するという驚異的なループ率も兼ね備えている。その連チャンの原動力となっているのが「エマージェンシーモード」と呼ばれる2000回転の時短だ。

　同モードへの道のりは２パターンあり、１つは「通常モード」滞在中に15ラウンドの大当たりを引き当てること。そしてもう１つは「チャンスモード」と呼ばれる30回転の時短中に４ラウンドの大当たりを引き当てることだ。甘デジということもあり、４ラウンドの大当たりが全体の大部分を占めているのだが、一度エマージェンシーモードに突入すれば、あとは４ラウンドの大当たりを何回引いても転落することはない。また、15ラウンドの大当たりを引いても再度エマージェンシーモードに突入する場合があるので、最後まで気を落とさず楽しむことができるのだ。
緊急出動予告＆実写ムービーがアツい!!
　通常時を盛り上げる予告＆リーチは数多く用意されているが、いずれもシンプルで分かりやすい構成になっている。それらの中で特に注目すべきは、役モノが連続可動する「役物ステップアップ予告」と、変動開始直後に画面がブラックアウトして大チャンスを示唆する「緊急出動予告」だ。

　「役物ステップアップ予告」は５段階に分かれており、ステップ１では画面内で火災が発生。ステップ２〜４では盤面右のメーターとタンク、そして上部のロゴ役モノが順に可動していく。ステップ４まで進めば大当たりが十分期待できるのだが、さらに液晶が透過してパトライトが光を放つステップ５まで進めば超激アツだ。

　一方の「緊急出動予告」はデジタル始動時に「緊急出動」の文字が大きく表示され、期待感を煽るショートムービーが流れるというもの。発生した時点でスーパーリーチへの発展が約束されるだけでなく、その信頼度も通常発展時より大幅にアップする激アツ予告なのだ。
役物ステップアップ予告は、(１)画面内で火災が発生→(２)メーターが可動→(３)タンクが可動→(４)ロゴが落下→(５)液晶が透過しパトライトが回転、の順に進行。最終段階まで進めば超激アツなのは言うまでもないが、ステップ４止まりでも十分期待できるようだ。
液晶での予告アクションは、キャラクターのセリフによって信頼度が変化する「メッセージ予告」、背景の変化で展開を示唆する「背景オブジェクト予告」など多種多彩。リーチ成立後の予告も数多く用意されており、プレイヤーを飽きさせない仕上がりになっている。
デジタル変動開始直後に画面がブラックアウトし「緊急出動」の文字が表示されれば大チャンス。スーパーリーチに必ず発展し、信頼度も大幅にアップする。
消防ヘリが上空からビル火災に挑む「ヘリコプターリーチ」。管制官のセリフによっても信頼度が変化するようだ。
「扉リーチ」では、ハズレ絵柄の描かれた扉を破壊して大当たりを目指す。１つ手前の絵柄をボタン連打で破壊できれば大当たりだ。
こちらは放水によって炎上するハズレ絵柄を消火していく「消火リーチ」。リーチのライン数とハズレ絵柄の数によって信頼度が変化!?
消防隊が総掛かりで鎮火に挑む「ファイヤーストームリーチ」はリーチ発展時の会話内容に注目。セリフには鉄板パターンも…!?
バックドラフトの強烈な炎によって絵柄が変化していく「バックドラフトリーチ」。「緊急出動予告」経由なら期待度は最高潮に!!
リーチ成立直後に出現する「実写ムービー予告」が通常より長く続けば、そのまま映画のダイジェストシーンが流れる「全回転リーチ」へ。あとは名場面を堪能しながらアタッカーが開くのを待つだけだ。
本日の１枚
もはやアビリットの顔となったこの男。今回も登場です。
後記
　あれは確か今年１月の下旬。某社が新機種の盤面上部にハイビスカスランプを搭載したのを見たとき、自分は思いました。「いつか絶対、大型パトライトで大当たりを告知するパチンコが出るな」と。そしてその半年後、『パタリロ！』の発表展示会で参考出展されていた本機を発見したときの感動といったらもう…。しかもこのパトライト、何と株式会社パトライトの純正品なんだそうです。どうでしょう、この、ちょっと如何な物かと思えるほどのこだわりよう。パトライトへの愛が伝わってくるじゃありませんか、ねぇ。そんな訳で今回は、僭越ながらパトライトを愛するパチンカー＆スロッターを代表して、感謝の言葉をここに残しておこうと思います。

　アビリットさん、本当に、本っ当に、ありがとうございました！
Backdraft is a trademark and copyright of Universal Studios and Imagine Films Entertainment. Licensed by Universal Studios Licensing LLLP. All Rights Reserved. (C)ABILIT
◇　関連機種情報　◇
     ＣＲバックドラフト   
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