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オーイズミ『元祖ハネスロ』プレス発表会
前代未聞の当たりやすさ!? 「2リールパチスロ」が堂々登場!
 2007年9月11日、株式会社オーイズミは東京・台東区にある同社東京本部にて、パチスロ新機種『元祖ハネスロ』のプレス発表会を開催した。前作『ラーメン王』の発表展示会で予告映像が上映されていた本機は、何と業界初の「2リールパチスロ」。しかも設定6のボーナス確率は約78分の1と極めて高く設定されているという。一体どんな仕上がりになっているのか…早速その全容に迫っていこう。
開発コンセプトは「わかりやすい、あたりやすい」。
 今回のプレス発表会は映像に主軸を置いた構成。とはいっても上映されたのはありがちな新機種のプロモーションビデオではなく、「ハネスロのススメ!〜業界人オピニオン〜」と題された撮り下ろしVTRであった。「高田馬場のダンゴ虫」ことヒロシ・ヤング氏がナビゲーター役を務めたその映像の内容は、開発者・コンサルタント・攻略ライターへのインタビュー、ホール関係者の覆面座談会、リスキー長谷川氏とのクロストークと非常に多彩。『元祖ハネスロ』の開発を担当した株式会社オーイズミ特機事業本部東京PS技術開発課プロデューサー・金子一也氏は、映像内のインタビューで「誰でも遊べるハネスロの第1弾。この機種に社運をかけてます」と語り、意気込みを感じさせた。

 また、映像終了後は新機種のお披露目を挟み、同社取締役副社長・大泉秀治氏が登壇。「射幸性を追求し過ぎ、結果としてファンのパチスロ離れを加速させてしまったことは、我々メーカーが反省すべき点」「パチンコはMAXタイプからハネデジまで幅が広がってきているが、パチスロは未だそういう状況にない」とした上で、新機種については「コンセプトは『わかりやすい、あたりやすい』。2000円〜3000円で1勝負できる機種を作った。パチスロを本来の大衆娯楽に戻していきたい」とコメント。業界全体に対する展望を示した。
会場となったのは上野村にあるオーイズミ東京本部。用意されていた椅子が足りなくなり、立ち見も出るほどの盛況ぶりとなりました。
ヒロシ・ヤング氏がナビゲーターを務めた「ハネスロのススメ!〜業界人オピニオン〜」より。本サイトでもお馴染み・リスキー長谷川氏は「ターゲットがわかりやすく、存在感があっていい」とコメントしていました。ちなみに右写真はホール関係者による覆面座談会の模様。
実機を包んでいたベールがはがされ『元祖ハネスロ』の全貌が明らかに。株式会社オーイズミ取締役副社長・大泉秀治氏の挨拶を挟んだ後、場所をショールームに移して試打タイムとなりました。
「倍倍チャンス」で払い出しが最大3倍に!?
 ここからは試打で判明した『元祖ハネスロ』のゲーム性をお伝えしていこう。前述の通り、本機のメインリールは2本のみで、左ボタン・中ボタンに対応している。そして、右ボタンに対応しているのは「倍倍リール」と呼ばれる特殊なリールだ。倍倍リールには「×1」「×2」「×3」と倍率が描かれており、メインリールで入賞した役と倍倍リール上の倍率によって払い出しが決まる仕組みなのである。

 有効ラインは横のみの3ラインとなっており、絵柄が2つ並べばその時点で当該絵柄の入賞が確定。5枚役を例に挙げると、カラス絵柄が2つ横に並び、倍倍リール上に「×1」が停止すれば5枚、「×2」なら10枚、「×3」なら15枚の払い出しとなる。

 また、ボーナスもこの例に漏れず、7絵柄が横に2つ並べばボーナス確定。液晶上では「倍倍チャンス」と呼ばれるルーレット演出が発生し、倍倍リールの絵柄が「×1」なら約60枚、「×2」なら約120枚、「×3」なら約180枚のコインを獲得できる。

 ちなみに、ボーナスはリプレイとの重複当選が全体の約90%を占めており、ボーナス確率は設定6で78.02分の1と破格。設定1でも92.96分の1と高く設定されているので、リプレイ成立時のボーナス期待度は他機種よりも圧倒的に高くなっている。リプレイ成立時にアツい演出が発生すれば、それだけで大チャンスとなるのだ。
カラス絵柄が横に2つ並べば入賞。倍倍リールの停止絵柄が「×1」なら5枚、「×2」なら10枚、「×3」なら15枚の払い出しとなります。
ボーナスの場合も小役と同様。7絵柄が横に並べばその時点でボーナス確定となり、倍倍リールの絵柄が「×1」なら約60枚、「×2」なら約120枚、「×3」なら約180枚のコインを獲得できます。
通常時の液晶では主人公のチキン★ジローがのどかに一人旅。風船や他の鳥によって小役やチャンスがナビされます。レバーON時に「コケーッ」と叫べば大チャンス到来!?
演出は全て1ゲーム完結型。ストレスを感じさせずスピーディーに楽しめるアクションが豊富に用意されている点が嬉しいですね。
パチンコ風の「ドックファイト演出」。ターゲット絵柄の数によって期待度が変化!?
こちらは文字通りの「チキンレース演出」。対戦相手がコンドルではなく雀のチュン太郎なら…!?
ヒロインの美羽ちゃんが双眼鏡で「Vの鳥」を探す「ウォッチング演出」は、発生時に「ウキウキウォッチング〜」とボイスが流れます。すげえ。
注目展示会コンパニオン No.082
小顔にしてこの眼ヂカラ。たまりませんな。
後記
 パチスロの歴史には、これまで様々な「異端児」が登場してきました。有効ラインが1ラインのみのマシン、1リールに20コマしかないマシン、ストップボタンが4つ付いたマシンetc…。そんな中、個人的に「これこそ異端中の異端」と位置づけたいのがオーイズミの「ベガスロ」シリーズです。何がどう異端なのかはオーイズミの公式ページを御覧頂きましょう。

 さて、「ベガスロ」シリーズが出たときに自分が感じた「オーイズミはまだまだ何かやってくるに違いない」という思いは『大繁盛本舗』の登場によって確信に至ったわけですが、今回の「2リールパチスロ」を見る限り、オーイズミの異端ぶりは今なおその色を濃くし続けています。『元祖ハネスロ』は「2リールパチスロ第1弾」とのことなので、第2弾、第3弾の登場も待たれますが、その先にも何らかのサプライズが用意されてそうですよね。

 まさか…1リール!? いやいやそれは流石に…。でも、何が出てくるかはわかりませんよ。だって、あの「ベガスロ」シリーズの、あの『大繁盛本舗』のオーイズミですからね。
◇ 関連機種情報 ◇
     元祖ハネスロ   
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