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藤商事『CR宇宙戦艦ヤマト』発表展示会
不朽の名作が新筐体で完全復活!
 2007年11月19日、株式会社藤商事は東京・文京区の東京ドームシティ・プリズムホールにて、新機種『CR宇宙戦艦ヤマト』の発表展示会を開催した。本機は機種名からもお分かりの通り、1974年に初放映され、再放送や劇場映画で人気に火が付き、社会現象とも言える大ブームを起こしたSFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」とのタイアップ機である。発表会は森雪のコスチュームを身に纏ったコンパニオンが出迎えてくれたり、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌でお馴染みの「ささきいさお」さんが駆けつけるなど、充実の内容となった。
ささきいさおさんが名曲を熱唱!
 会場ではメインとなる試打会場&ステージの他に、コスモクリーナーに見立てた『CR宇宙戦艦ヤマト』がゆっくりと回転する「新機種発表エリア」、デスラー総統の椅子「デスラーチェアー」とグラスが展示された「ガミラス帝国エリア」、イスカンダル星にスターシャを投影した「イスカンダルエリア」、そして地球をイメージした「地球エリア」の4つに分けられており、ヤマトの世界を詰め込んだ形だ。

 開演するとまず主催者挨拶として、同社取締役常務・永田和政氏が登壇。同氏は今回のタイアップについて、「ヤマトは当社がどうしても欲しかったコンテンツ」とコメント。また、同社の掲げる「ヒト味違う“オモシロ”さ!!」に向かって機械づくりをしていきたいと語った。

 永田氏が降壇した後、ステージ正面を覆っていたG−LECが左右に開き、中から本日の主役『CR宇宙戦艦ヤマト』が現れると、同社商品企画課・山本匡二氏によるプレゼンテーションがスタート。「アニメの世界を徹底的に追求」をコンセプトに、「ヤマトファンにアンケート調査を実施して、有名シーンはもちろん、マニアしか知りえないシーンも取り入れた」など、開発秘話を披露した。

 その後、「宇宙戦艦ヤマト」のテーマソングを歌っている「ささきいさお」さんが登場し、生ライブ、トークショー、フォトセッションと進行。トークショーの中で、ささきさんは「懐かしいというか、いろいろな思い出が甦る」「ヤマト世代の方々が、改めてヤマトに参加して欲しい」と語った。
会場である東京ドームシティ・プリズムホールに着くと、メタリックカラーのドレス&森雪コスに身を包んだコンパニオンさんがお出迎え。
写真は左からケータリングスペースとなる「地球エリア」、デスラーチェアがどっしりと構える「ガミラス帝国エリア」、イスカンダル星にスターシャを投影させた「イスカンダルエリア」。
記者席はすぐに満席となり立ち見も出る中、発表展示会がスタート。まずは株式会社藤商事取締役常務・永田和政氏が主催者挨拶を行ないました。
ステージ正面を覆っていたG−LECが左右に開き、中から本日の主役『CR宇宙戦艦ヤマト』が登場。圧巻の演出です。
商品企画課・山本匡二氏が映像を交えてプレゼンテーション。「マニアも納得の出来に仕上がっている」と自信を覗かせました。
お馴染みのイントロに乗ってスペシャルゲスト「ささきいさお」さんがステージへ! 主題歌「宇宙戦艦ヤマト」を見事に歌い上げました。
熱唱の後はトークセッションがスタート。「ヤマトでは“地球か…何もかもが懐かしい”というラストが一番好き」「これからも声が出る限り歌い続けたい」と語っていました。
名シーンがふんだんに取り入れられた演出に酔いしれろ!
 同社がヤマトファンに行なったアンケート調査の結果、ヤマトの好きな点として「ストーリー」が53.6%、「音楽」が41.4%。また、パチンコされる際に望むことは、「リーチや大当たりのアクションに工夫を凝らした台」が22.2%、「アニメの内容に忠実な台・アニメの名シーンを取り入れた台」が19.8%、「テーマソングなどアニメの音楽が楽しめる台」が4.1%という回答だった。本機はこの結果を踏まえ、ファンの心をつかむ演出の数々がふんだんに取り入れられた内容となっている。

 まず最初に注目したいのが「ヤマト名シーン予告」だ。最も好きなシーンに挙げられた「ヤマト発進シーン」と、最も感動したシーン「ヤマト帰還シーン」を当時の映像を用いて完全に再現している。続いて、最もかっこいいと思ったシーンで1位となった「波動砲」をモチーフにした演出だが、こちらは船首から一気に放出するその瞬間の閃光と迫力を再現するために、液晶画面左右から可動式波動砲口、液晶右側には船首役モノを配置。この2つが同時に可動する「W波動砲システム」が発生すれば、大当たりへの大チャンスとなる。また、液晶上部にある主砲が液晶とリンクして可動するなど、興奮必至の役モノ演出が多数存在するのだ。

 新しく搭載された「リベンジ機能」「超巻き戻し機能」も、ゲーム性を語る上で欠かせないポイント。前者は連続して同じリーチが発生すると一気に大当たりへの期待が高まるというもの。後者はアツいリーチをハズしてしまっても、ノイズと共に巻き戻しが起こり大当たりとなるというものだ。従来のリーチにはない驚きが、プレイヤーを魅了するぞ。

 この他にも、最も好きなシーンの6位である「ワープシーン」を採用した演出があったり、ヤマトの真骨頂であるバトルをモチーフとしたリーチアクションが満載。さらに、大当たりラウンド中には主題歌「宇宙戦艦ヤマト」、エンディングテーマ「真っ赤なスカーフ」、挿入歌「無限に広がる大宇宙」の3曲を使用するなど、ファンには堪らないゲーム性に仕上がっている。
左から「3連主砲」「サイド波動砲」「センター波動砲」。いずれの役モノが可動しても大当たりへの期待度がアップするぞ。
ヤマトの名場面をステップアップ形式で見せる「ムービーステップアップ予告」。ステップ5のスターシャまで発展すれば…!?
アナライザーが画面下から色々なモノを引っ張り上げるプレイヤー参加型の「アナライザー予告」はメッセージボックス出現でアツい!?
リーチ成立後に出現するレーダーに注目! レーダーの色がいつもと違えば…!?
リーチ成立直後に地球を背景に森雪が出現すればチャンス。スターシャなら激アツ!
画面が暗転しタイトルが表示されれば「タイトル予告」だ。話が進むほどチャンス!
お馴染み群予告は、もちろん発生した時点でアツい。ヤマト群ならプレミアムだ。
原作アニメの名シーンが次々と映し出される「ヤマト名シーン予告」。「ヤマト発進」と「ヤマト帰還」の2パターンがあり、いずれも続けば続くほどチャンスとなる。
ストーリー大決戦系リーチの1つ「冥王星基地殲滅作戦」。シュルツとの壮絶な戦いを制せば大当たり確定だ。
「ヤマト最終決戦」では宿敵デスラー総統との息詰まるバトルが描かれる。展開パターンは多種多彩でヤマトが先制攻撃すればアツい!
大当たり確定の「完結編全回転」では、劇場版「宇宙戦艦ヤマト・完結編」の名場面が流れる。ファンなら一度は見ておきたいアクションと言えそうだ。
ヤマトファン500人がプリズムホールに集結!!
 同日、18時からは「一般ファン向けPRイベント」も開催された。これは一般ファン500名を対象にしたイベントで、新機種の完成度をユーザーへアピールするため特別に用意されたもの。会場では展示コーナーツアーやイベントステージ、そしてプレミアムグッズが当たる抽選会が行なわれるなど展示会同様の盛り上がりを見せ、ヤマトファンにとってはまたとない有意義なイベントとなった。
会場は展示会と同じく東京ドームシティ・プリズムホール。ご覧の通り試打コーナーがすぐに満席となる盛況っぷりで、皆さん楽しそうに新機種を打っていました。
試打タイム終了後に開催された抽選会では、ヤマトの模型やデスラー総統のグラスなどファン垂涎のお宝グッズを大放出! 当選者の方が羨ましい限りです。
森雪コスのコンパニオンさんたちがズラリと並び、来場者を最後まで見送ってくれました。
注目展示会コンパニオン No.097
エネルギー充填120%……波動砲………発射っ!
後記
 入ったら、いきなり森雪コスがお出迎えしてくれた今回の発表展示会。まるで、前日に行なわれた「コスプレフェスタ2007」かと思いましたよ。それにしても、この森雪のスーツ(?)って、アニメで見ている分には萌えますけど、いざ実際に着ている姿を見ると何か違うような…。何かを思い出すんですよね。フィット感たっぷりの黄色いスーツに黒いライン…そう、ブルース・リーが「死亡遊戯」で着ていたトラックスーツに似ているんです。それがオーバーラップしてしまって、どうも萌えないんですね、自分は。それに全身タイツにも見えますし。図らずも藤商事は『パチスロ ブルース・リー』を出したメーカー。なおさらです。

 さて、この『CR宇宙戦艦ヤマト』、ファンにアンケートを取った結果を参考にしながらつくったとのこと。いいですね、こういうファンの意見を尊重する姿勢は。時々、「タイアップの意味ないじゃん」って台がありますが、こういった姿勢を見習って、ファンも納得の1台をつくり上げて欲しいものです。
(C)東北新社
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