必殺技解説
エンジェル・トルネード―。古代中国に栄え、代々女帝が統治したことで知られる千重吏狗(ちえりいぬ)王朝の第331代君主・袁而得(えん・じえる)が編み出した必殺技。彼女は非常に穏やかな性格の持ち主であったが、ひとたび戦になるとその丁寧な態度を一変させ怒り狂い、激しい回転と共に何度となく敵陣に突っ込み次々と敵を屠った。その鬼神の如き戦い振りを敵兵が「炎而得屠屡寧怒(えんじえるとるねいど)」と呼び恐れたのが由来とされる。君主直系の息女にのみ伝授が許されたこの技は、王朝の没落以来使い手が途絶えたとされてきたが、近年、日本のとある学院にて継承者が確認された(王朝と学院の繋がりは不明)。なお、余談ではあるが袁而得はその清廉潔白な人柄から、神に近い存在として崇められたとも伝えられている。神の使いである天使を現す「エンジェル」の語源がここにあることはいうまでもない。
民明書房刊「女の子は天子なんだもん!」より
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▲脅威の破壊力をいち女学生に過ぎない遥がどうやって生み出しているのかは不明。恐らくきりもみ回転により真空状態の圧倒的破壊空間を生み出し歯車的天使の小宇宙がなんたらかんたらということに違いない。 |
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