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「ジャグラーの父」北電子・川俊也氏直撃インタビュー 第3部〜5号機時代のジャグラー〜
5号機で躍進した秘密に迫る!
 3部構成でお送りしている「ジャグラーの父」北電子・川俊也氏直撃インタビュー。第1部では「『ジャグラー』開発秘話〜」第2部では「ホールデビューから4号機時代の終焉」をお送りしてきたが、完結編となる今回は「5号機時代のジャグラー」についてお伝えする。

 5号機と言えば、ご存知の方も多い通り業界を激震させた「内規改正問題」が起こった後。多くのメーカーが大苦戦をし、生き残りに必死な中、北電子だけは『アイムジャグラーEX』で大躍進を果たす。なぜこのような状況を可能にしたのか…を探るべく、引き続き川氏への直撃インタビューで真相に迫っていこう。

内規改正で『ジャグラー』が作れなくなる!?
ビ:「5号機のジャグラーの名前が出たところで、パチスロメーカーにとって最大の事件とも言える『内規改正』についてお伺いしたいんですが…」

川:「ええ、実は、最初はよく内容を理解していなかったんですよ。ところが、周りが『ジャグラーが作れなくなりますよ』と言うんですよ。『それはマズいなー。とうとう食べていけなくなるなー』と思っていると、ある日突然、社長から内線があって呼び出されたんです」

ビ:「社長直々…ということは重大な話をされたんですね」

川:「はい、そこで『お前が新しいジャグラーを作れ』という指令が出たんですよ。4号機後半のジャグラーはアドバイザーとして参加する程度だったんですが、今回は『1から作れ』と…」

ビ:「直々にご指名ですか…」
川:「ええ、ドラフト1位指名ですよ。でもね、その時、この会社に入って初めて社長に『嫌だ』って言ったんですよ。『俺ももう40歳を超えたし、無理だ。勘弁してくれ』って…」

ビ:「その時が初めてだったんですか…それで社長が納得してくれたんですか?」

川:「いえ、それが『初代からの酸いも甘いもわかるお前にしかできない仕事だ』『お前が作ってダメなら納得できる』と引かないんですよ」
当時、市場にあった4号機ジャグラーは18万台。これをそっくり入替えられるほど魅力のある5号機ジャグラーを作れという指令が川氏に与えられた
ビ:「社長さんも大変な事態が起こっていると気づいていたんですね。それで、もし他の人が作って失敗したら諦められないと思ったんでしょうね」

川:「ええ、おそらくは…。しかも、『市場にあるジャグラーと同じ台数分、18万台分を根こそぎ入替える台を作れ』なんて言うんですよ」

ビ:「当時の5号機は売れても3万台くらいと記憶していますが…」

川:「ええ、そんなもんです。しかも、その部材はすでに発注してあると言うんです。18万台分と言えば、数百億円ですよ」

ビ:「す…数百億ですか!?」

川:「もちろん、そんな大金がある訳ない。もう銀行からも借り入れして、これで大ゴケしたら、うちの会社だけではなく、貸した銀行まで潰れかねない大変な事態なんですよ」
ビ:「初代『ジャグラー』以来の大ピンチ…というより社会的に大影響を及ぼしかねない大変な事態ですね」

川:「それで、これはもう観念してやるしかないって、腹を括ったんです。『わかった。妥協しないで死ぬ気でやる』って」

ビ:「おお、男ですね!」

川:「その代わり、『完成して見せるまでは一切の口出しをしない』『徹底的に作るから、下のものには厳しくあたることもある。それで社員が辞めることになってもいいのか?』という条件を出して飲んでもらったんです」
ビ:「社長はそこまで信頼して任せてくれた訳ですね。いざ開発を開始してからはいかがでしたか?」

川:「配列もそのままじゃダメだし、本当にどうしようかなという感じでしたよ」

ビ:5号機は、制御からボーナスの仕組みまで全然違いますからね」

川:「まずは今までのジャグラーの機能を徹底的に洗い出しました。どの演出がウケて、どの演出が不評だったのか…を。その間にチームの下の子にはまず好きなように作らせました」

ビ:「なるほど」

川:「で、まず1回目の試作機が出来上がってきたんですが…、これは1ゲームも回さずに『もう下げていいよ』と言いました(笑)」

ビ:「せっかく作ってきたのに1ゲームも…?」
5号機ジャグラーの開発を受ける川氏。会社を守るためには鬼にすらなる!
川:「ええ、電源すら入れる前です。もう台からカバーを外した瞬間に違和感があったので」

ビ:「というと…?」

川:「似ているんだけど絵柄が少し変わっていたんです。で、聞いてみると『5号機でリニューアルした感じを与えたかった』と…」

ビ:「え…、でも、それだとジャグラーではないですよね」

川:「そう! 10年以上関わってきた私の中で違和感があったら、もうそれはジャグラーじゃないんですよ。自分に違和感があれば、絶対に実際ホールで打っているお客様はもっと感じるはずですから」
苦心の末、完成したのがこのリール配列。4号機と異なり、左&中リールのBARはブランク絵柄となっている
ビ:「でも、1ゲームも打たないなんて…みんな怒ったのでは?」

川:「ええ、怒って『なんでですか?』って、言ってきましたが、『いいから、いいから』って追い返して。『ふざけんなよ』って顔していますが、『うるせー、俺がルールブックだ』って。そしたら、もうぶんむくれですよ(笑)」

ビ:「当たり前ですよ(笑)」

川:「で、今度は絵柄を直してきたのですが、次は1回転で『はい、もういいよ』と(笑)」

ビ:「またもや早い(笑) 今度は何がダメだったんですか?」

川:「左リールにBARがなかったんです。その代わりに7のそばに見たことのない白っぽい絵柄があって。で、『何これ?』って聞いたら『ブランク絵柄』だって言うんですよ」

ビ:「4号機と同じ配列にはできないための苦肉の策だったんでしょうけど、それはちょっとイメージと違いますね」

川:「そうそう。だから『ブランクだったら絵柄はなんでもいいんだろ? だったらBARにしろ』って。『BARが揃ってボーナスが始まらなかったら混乱する』とか何とか言っていましたが、そんなの制御で揃わなくすればいい問題ですからね。それが直るまでは打ちません」

ビ:「また、ぶんむくれですね?」

川:「はい。でも、こっちも本当に命賭けて作っていますから」

ビ:「でも、もしそのまま出ていたら、『アイムジャグラーEX』はここまではヒットしなかったと思いますよ」

川:「そうでしょ? 確かに配列も違うし、チェリーの同時当選もある。だから、最初は少し違和感を覚えるかもしれない。けど、1日打てばもうすっかり馴染んじゃうでしょ?」
ビ:「はい。言われてみると確かに色々と変わっていますけど、打っている時は『どこが変わったの?』って感じます。『アイムジャグラー』は間違いなくちゃんとジャグラーでしたもん」

川:「そう、それを言われなきゃいけないと思っていました。『これジャグラーじゃねぇな』と感じられたら、それはジャグラーが終わる時なんですよ」

ビ:「大きな変更点と言えば、チェリーの同時抽選ですが…5号機の新機能である『小役とボーナスの同時抽選』を採用したのはなぜですか?」

川:「この機能は、5号機になって唯一緩和された部分でしょ。これは是非使わなきゃということでね」
ビ:「なるほど、でも、なぜチェリーにだけ?」

川:「それまでのジャグラーの唯一の弱点が、左リールにチェリーが停止した時だったんですよ。この場合だけ、第1リール停止の時点で期待感が持てなくなっちゃいますので、これをカバーしようと…」

ビ:「なるほど、チェリーでもペカるなら、毎ゲーム第3停止ボタンを離すまでわからないですからね。先ほどおっしゃっていた「第3停止ボタンを離すまでが1つのストーリー」というやつですね。でも、自分だったらピエロも同時抽選フラグにしちゃいますね」
4号機の感覚でいると、ピエロやベルといったレア小役に特典を与えたくなるが…
川:「やっぱり…。うちの若い連中もそうでした(笑) 初めは全フラグで同時抽選したいと言い出して…。で、『ダメ、チェリーだけ』って」

ビ:「全部でペカるとなると確かに毎ゲームチャンスはありますけど、ゲーム性が少し違くなりますもんね」

川:「ええ、それでも『ピエロとベルだけは…』となかなか引き下がらなかった。でもね、意味がないんですよ。だって、それらの小役が揃うのは1日に何回ありますか? そりゃ狙えば何回かは揃うけど、配列で両方はカバーできないし。かといって、ピエロとベルを同時にカバーできる配列にしたら、そこを狙いたくなっちゃうでしょ。でも、そんなのみんなが平等に楽しむことができないじゃないですか?」
チェリーで同時抽選が行なわれることによって、毎ゲーム期待が持てるようになった
ビ:「確かに…。揃わなかったら同時当選の意味がないし、同時当選があるなら『狙わなきゃ』という意識があって気軽に楽しめなくなりますもんね」

川:全開オヤジ打ちが一番楽しい、それがジャグラーのゲーム性なんです。小役をカウントしている若者の横で、オヤジ打ちのおばちゃんが3箱出しているとか爽快じゃないですか?」

ビ:「爽快ですね! 隣でやられたら複雑な心境になりますが…」

川:「そのようにして、チェリーだけを同時抽選役にすることに決まったんですが、期待度でも揉めました。若い子たちは10%以上ほしいと引かないんですよ」

ビ:「ええ、それくらいないと期待できない気がしちゃいます」
川:「期待なんてさせなくていいんですよ。チェリーでもちょっとだけ期待ができる。弱点がカバーできるだけで十分なんです。それ以上になったらチェリー待ちになっちゃいますから。ジャグラーの期待感は告知ランプなんですよ、チェリーじゃないでしょ?」

ビ:「確かにチェリー待ちだったら、ジャグラーじゃないですね。毎ゲーム、チェリーを狙うことを強要しちゃいますもん。今の期待度は、期待しないでいるとたまに単チェになって驚いたり、何となくネジってみたらペカったり…本当に絶妙な割合ですもんね」
川:「そのような様子で、ずっとダメ出しのオンパレードですよ、若い子たちは絶対に川を『殺したい』と思っていたに違いない(笑)」

ビ:「気をつけてください(笑)」

川:「でもね、うちの若いのもそうですが、みんな4号機を見て作ろうとするんですよ」

ビ:「それはすごく感じます。『4号機の●●を再現』とかそんなキャッチフレーズの台がたくさんありますもん」

川:「それじゃあダメだと思うんですよ。だって、もう4号機じゃないんですから。作れないんですから。振り返っても意味がないんですよ」
『アイムジャグラーEX』の制作にはまだまだ語りきれないほどの苦労があったようだ
ビ:「たしかに、いくら同じものを作ろうとしても劣化版にしかなりませんね。それでファンが満足する訳がないですね」

川:「だったら、それよりも前を見て、5号機の規定の中で何ができるのかを考えて作らなきゃいけないと思うんですよ」

ビ:「ええ、作るのは5号機ですからね」

川:究極の2択ですよ。どうせ死ぬなら、前向きに倒れるか、後ろを向いて倒れるか…。それだったら前に進んで倒れたほうがいいでしょ?」
川氏だけではなくスタッフも命を賭けて作ったことが窺える。その象徴が1G連時の「軍艦マーチ」
ビ:「はい、開き直って前を見ますね」

川:「で、そうやっているうちに段々と若い子たちも自分の作りたい機種を理解してくれるようになって…。その最たるものが『軍艦マーチ』。あれは聴きました?」

ビ:「はい、1回だけですが」

川:「すごいインパクトだったでしょ? 実はあれ、若い子のアイディアなんですよ。テストでたまたま1G連して鳴った時は本当に驚きましたよ。すぐにそいつに電話して…」
ビ:「おおっ、とうとう褒めてあげたんですか?」

川:「褒めようと思ったんですが、『あれはなんだ?』と聞いたら、また怒られると思ったらしく『やっぱりダメですよね? すぐハズします』だって(苦笑)」

ビ:「それまでそうとう怒られていたんですね(笑)」
そして、遂に名機『アイムジャグラーEX』が完成!
川:「それで『違う、違う。これは最高だ! 絶対許可とってやるから、それまで絶対誰にも言うな』ってね。もうね、本当に嬉しかったですよ。でも、その反面何だか悔しくてね、『これは負けてられない』と…」

ビ:「負けず嫌い(笑) あ、いえ、切磋琢磨といった様子ですね」

川:それで自分が作ったのが、11の倍数…ゾロ目の『運命』だったんですよ」

ビ:「ああ、あれは川さんのアイディアだったんですね。そっちは何回か聞かせていただきました。でも、なぜゾロ目に?」

川:「ビスタさんの頭の中で『ジャグ連』って何ゲームですか?」

ビ:「えーと…、大体100ゲーム以内ですかね」

川:「人によって異なりますが、大体それくらいですよね。では、『100ゲーム打ってもらうにはどうしたらいいか』そう考えた時に何かボーナスを作ってあげたらいいかな…と」

ビ:「なるほど。我々、打ち手にとっても良いボーナスになっていますよ。あれが流れると『今、ジャグ連状態に入ってる!』とか勝手に思って楽しんでいます(笑) 他にも『アイムジャグラーEX』でこだわった点というのは?」
川:「先告知ですね。『アイムジャグラーEX』では、先告知にも『レバー時』『リール始動時』『ストップボタン反応開始時』という3つのタイミングを用意してあります。これによってレバーを叩く時に『光れ』って思えますし、それがダメでもリールが回り出す時、それもダメでもまだストップボタンが反応しだす瞬間…と、期待できるタイミングが増えているんですよ。この振り分けは均等なので、いつでも、どのタイミングでも『光れ』と思えるんですよ」

ビ:「ええ、思います。あれで更にゲーム性の幅が広がった気がします。それで先告知がダメでも、第3ボタンを離す瞬間までまだまだわかりませんし、絶妙なゲーム性ですね」
川:「他にも、7テンパイでテンパイ音がしなければ、BIG確定とかね」

ビ:「これなんかはBAR狙いでは出ませんよね。オヤジ打ちで打ちたくなります…」

川:「ね、結構、考えて作ってるでしょ? 意外じゃないですか?」

ビ:「はい、意外でした。でも、それが表立っていないところが職人の技に感じます」

川:「でも、まさか北電子が1発目から、2度と作れないような完成度の高い機種を出してくるなんて誰も思わなかったでしょうね」
逆にBARテンパイでテンパイ音が鳴ればBIG確定という嬉しいプレミアム告知パターンも隠されている
ビ:「はい、自分たち打ち手からしてみても、当時は多くのメーカーが5号機は様子見で作っていると感じていましたから、それが1作目でこんな作り込まれた機械が出たのは驚きです」

川:「ええ、初戦から勝負して大勝利しないと第2戦、第3戦はないと思っていましたから」

ビ:「そのように川さんやスタッフさんが命を賭けて作った結果、大ヒットしましたが、結局何台くらい売れたんでしょうか?」
その後に登場した『アイムジャグラー7』と合わせて販売台数は20万台を超えた
川:「ええ、おかげさまで市場にあった4号機ジャグラー分の18万台分を完売しました」

ビ:「おお、見事に発注した部材分を全て売れたんですね? その『アイムジャグラーEX』も先日、発売から2年が経過しましたが、依然抜群の稼働を誇っていますね」

川:「はい、現在でも販売した9割以上の台が現役で稼働していますよ」

ビ:「そんなに長く稼働してくれるんですから、ホールには本当にありがたい機種ですよね。ジャグラーシリーズも着々と増えていますが、そのようにジャグラーが大ヒットする中、他メーカーからもジャグラータイプと言われる機種も数多く出始めましたが、その辺についてはいかがお考えですか?」

川:「ある程度は予想していました。売れれば真似をしてくるところが出てくるかなー…と。歓迎はしないけど、出てくるのは仕方がないと思いますね。ゲーム性は特許取れませんから」

ビ:「もし特許を取っていたら今頃大金持ちですね?」

川:「本当にそうですよ、実際はただのサラリーマンですけどね(笑) でも昔を思えば、真似をされるくらいになったんだから、ずいぶん幸せな身分になったなぁと思いますね。ただね、みなさんはジャグラーのことを『ただ光るだけ』って認識でしょ?」

ビ:「ええ、よく『あのタイプなら3ヶ月もあれば作れる』みたいなことを聞きます」
川:こっちは命を賭けて作ってるんだもん。3ヶ月で作った機械に負ける訳がない
ビ:「そうですね。打ってみるとすぐに『違う』と感じますもん。でも、具体的な対策などは行なわないんですか?」

川:「特にありません…が、強いて言えば、新しいジャグラーを出して、力の差を見せるということですかね。『本家はこんなすごい機種を作るんだ』って」

ビ:「なるほど、何よりも有効な対策ですね。新しいジャグラーと言えば、『ジャンキージャグラー』という機種名はインパクトありましたね。正直、『ここまでやっていいの?』と思いましたもん」

川:「あれを名付けたのも私です。あまり知られていませんが、ジャンキーには『マニアのための』という意味があるんですよ」

ビ:「そんな意味があるとは知りませんでした。ということは…」

川:「ええ、『ジャグラーマニアのためのジャグラー』という意味です」

ビ:「なるほど、ジャグラーマニアはどんどん増えていますからね。北電子さんは機械だけではなく、ファンイベントにも力を入れている気がしますが…」

川:「ええ、ファンの皆様があってのジャグラーですから」
「ジャグラーマニアのためのジャグラー」その名の通り、ジャグラーファンには堪らない秘密が盛り沢山の機種だ
左から「ジャグラー」「ジャグリー」「ジャグビー」。ジャグラー以外は公募で決定
ビ:「キャラクターにも名前が付きましたが、これはどのような経緯で?」

川:「ええ、ジャグラーもようやくキャラが確立してきたので名前を付けようと。でも、それにメーカーが勝手に名付けて押し付けるのは違うということで公募しました」

ビ:「それで『ツノっち』『ジャグリー』『ジャグビー』が決まったんですね。賞品がすごく豪華だったと聞きましたが…」
そして、サイのツノっち。グッズとしても大人気だ
川:「ええ、30万円相当の旅行券や大型TV、パソコンなどです。他にも私と一緒に食事ができる権利をプレゼント(笑) 実際に私がトロフィーを持って会いに行ってきました」

ビ:「川さんと会えるんですか? 賞品も豪勢ですけど、すごく記念になりますね」

川:「ええ、福島の小名浜まで行ってきましたが、こちらもとても楽しかったですよ」

ビ:「他にも、色々なイベントや活動を行なっていますね」

川:「ええ、『ジャグラーツアー』や『ジャグラーサミット』などね。色んなところで話をさせていただいています。今日なんかはもう2時間以上話していますけど、ジャグラーのことを話そうと思ったら3日間あっても足りませんよ」
ビ:「ええ、こちらもまだまだ聞き足りません。ちなみに、川さんが一番好きなジャグラーはどれなんでしょうか?」

川:「これです、『ゴーゴージャグラーS-30』

ビ:「えええ!? 30パイ仕様で、歴代ジャグラーの中で一番設置台数が少ないのでは?」

川:「『アイムジャグラーEX』って言うと思った?」

ビ:「ええ、それか初代『ジャグラー』か…。何か特別な理由でも?」

川:「これはね、パネル消灯があるんです。インパクトありますよー。だから、『クラシックジャグラーIII』でその機能を復活させたんです」

ビ:「な、なるほど。『クラシックジャグラーIII』と言えば、『GOGO!ランプ』に豆電球を使っていますが…」

川:「豆電球はね、絶対にやってみたかったんです、ファンから『豆電球がいい』って声が多かったから。でも、豆電球は電球だから玉が切れるし、光も弱い。で、実際に打ってもらって、『ね、わかったでしょ。LEDのほうがいいでしょ』ってわかってもらうためにね。実際、始めは良くてもだんだん『豆電球じゃ物足りない』っていう声が出だして…」

ビ:「LEDに慣れてしまってますからね」

川:「ええ、そうなるのはわかっていましたから、始めからそんなに売る気がなくて、限定販売なんですよ」

ビ:「なるほど、ファンの方の気分に合わせた選択肢の1つにあればという様子ですかね。では、今後はどんなジャグラーが登場するのでしょうか? 今後の展望についてお伺いしたいのですが…」
予想を完全に裏切って、川さんの一番好きなジャグラーはこちらの『ゴーゴージャグラーS-30』。その発想は無かった…
こちらは川氏の携帯。やはりジャグラー愛に溢れている
川:「現在、社内にジャグラー開発チームがいくつもあるので、今後はもっと色々なジャグラーが出てくると思います。でも、基本は守っていきたいと思っていますので、これからも乞うご期待です」

ビ:「川さんももちろん今後もジャグラーを作っていくんですよね?」

川:「ええ…、でも正直に言えば、命を賭けた勝負はもうしたくないですよ。体はぼろぼろで本当にしんどいです…。でも、その結果、会社がこうして存続することができて、また、ファンの方々に楽しんでいただけるのだから、生きているうちはジャグラーを作っていかなきゃな…と思っています」
ビ:「ファンの皆様もきっと、これからもすごいジャグラーを開発していただくことを期待していますよ! それでは、最後にファンの皆様に一言お願いします」

川:「今回、いくつかこだわって作った点を紹介させていただきましたが、『こういうところに気を遣って作っているんだなー』ということに気づく打ち方をしていただくと、よりいっそうジャグラーが面白くなるはずです。『光るだけじゃないですよ、その意味がわかりますか?』これが北電子からファンの皆様への問いかけです」

ビ:「なるほど、なんか自分もジャグラーを打ちたくなってきちゃいましたよ! お忙しい中、長いお時間本当にありがとうございました」
このお方がいる限り、ジャグラーは永遠に愛され続けるだろう
編集後記
 今回のインタビューは以上である。ジャグラーの魅力や謎を少しはおわかりいただいたのではないだろうか? とは言え、川氏が「3日間かかっても話しきれない」というようにまだまだ知りたいことはたくさんあるはずだ。それについては、ジャグラーサミットなどのイベントに参加して、自らの耳で真相を確かめてほしい。もちろん、当パチンコビスタも、今後のイベントなどを徹底的に取材していくので期待していただきたい。
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