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新台実戦レポ 第1回 『ヱヴァンゲリヲン〜真実の翼〜』設定6分析レポート
決戦、パーラーウェーブ! 横浜で深夜実戦を敢行
  「ベルが揃ったら…ポチッ。ベルが揃ったら…ポチッ」……と、小役を数えるお仕事をしてきたお。相手は『ヱヴァンゲリヲン〜真実の翼〜』の設定6。目的はその挙動を知ることだ。今回は編集部員3名が1500ゲーム(=「6看破」に求められる最低限のゲーム数)を目安にデータを採取。この「見切りゲーム数」に至るまで、設定6がどんな動きを見せるのか、そんな実例をお見せしていこう。掲載データから、設定6を掴む(もしくは手放さない)勘どころを心得てもらいたい。
実戦機種&実戦ホール
【新生ヱヴァの設定判別どころ】

 今作も歴代機と同様に、強烈な設定判別要素を持っていると予想される。王道は「通常時のベル、スイカ、チェリー」(それぞれ単独)。サポートとして「ボーナス中のチェリー、スイカ」「ボーナスの種類および当選契機」などをチェックしたい。

 『〜約束の時』ではボーナス確定画面におけるキャラの服装に設定差があったが、今作はどうか。ちなみに『〜魂の軌跡』にあったBAR揃いムービーの設定差は、今作では無いとの公式発表。そのため調査からは除外した。

◆注目ポイントはコレだ
[1]通常時のベル出現率、3役(ベル、スイカ、チェリー)出現率
[2]ボーナス中のチェリー、スイカ出現率
[3]ボーナスの種類および当選契機
[4]ボーナス確定画面のキャラ
【パーラーウェーブ】

 4パチ・1パチ・20スロ併設ホール。1階がパチンコ、2階がパチスロフロア。パチスロは『ジャグラー』シリーズが恒常的オススメ機種で、各種イベントが開催されている。

 ちなみにここだけの話、『ヱヴァンゲリオン〜真実の翼〜』新装開店時の設定配分は全6だったそう。…なんたる太っ腹!

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■最寄り駅  京浜急行・黄金町駅
         横浜市営地下鉄・阪東橋駅
■営業時間  9:00〜22:40
■設置台数  パチンコ153台 パチスロ104台
■貸玉     4パチ・1パチ・20スロ
三位一体で設定6と対戦! そのデータをお披露目
▲思いっきりBIGに偏ってこの結果…。短時間の実戦ではボーナス出現率およびBR比率から設定6を推測するのは危険だね。REGに偏ってたらと思うとゾッとするよ…(沖土産30)
▲REGに偏るわスーパーBIGを引けないわで、見せ場すら作ることができませんでした。当然、「ビーストモード」の完走もナシ。プライベート打ちなら、早々に低設定だと見切っていたでしょう(DN)
▲高設定特有の心地良い連チャンがなく、一進一退の展開でございました。小役が引ける分、コインがなかなか減らない。これが設定6の特徴でありましょう(ナポレオン)
【BIG偏向、REG偏向、バランス型と、挙動は様々】

 沖土産30は全てのボーナスがBIGに偏った。高設定ほどREGが付いてくるとは言うが、1500ゲーム程度では0回ということもあり得る。逆にREGが走り過ぎたのがDNのデータ。REGが4回ありながらも、BIGはノーマルが2つ…。低設定のニオイがプンプンするが、これでも設定6なのだから確率の偏りは恐ろしい。

 対して、ナポレオンはまんべんなくボーナスを引けていた。これは適切な見本で、設定6はスーパーBIG合成:ノーマルBIG:REGの比率が1:1:1に近付くのだ。それにしても、短期の実戦データは偏るもの。ボーナスのデータのみで設定を見抜こうとするのは、精度に難があると言わざるを得ない。
通常時・小役確率の移り変わり
【ベルは1/7.73、3役は1/6.2に落ち着く】

 右グラフは「ベル」「3役」確率の変遷を示したもの。ヨコ軸はベル回数、タテ軸は確率で、ベル回数50・100・150・200の時点でそれぞれの確率を求めた。ゲームを重ねるにつれ、小役確率がどのように推移したかを見て取ることができる。

■ベル、3役確率の変遷(数値は確率分母)
・沖土産30
 ベル[7.30]→[7.92]→[7.51]→[7.61]
 3役[6.19]→[6.34]→[6.09]→[6.08]
・DN
 ベル[7.74]→[8.53]→[7.95]→[7.98]
 3役[5.86]→[6.32]→[6.18]→[6.28]
・ナポレオン
 ベル[5.26]→[5.44]→[7.17]→[7.48]
 3役[4.87]→[4.61]→[5.97]→[6.15]

 下記は編集部員の心の変動模様。設定6の小役を数えた者の、生の声を聞いてもらいたい。
▲3者のデータを総合した確率は、ベルが1/7.73、3役が1/6.20となった(注記:『〜魂の軌跡』の当該確率は、ベル=1/7.43、3役=1/5.93)。
▲のっけからベルがぼろぼろ落ちたもんで、さすがに6は違うなと感じました。反面、スイチェがあまり落ちないというのが序盤の動きでした(ナポレオン)
▲ベル100回時点でのベル確率は驚きの1/8.53。オレの右手がそんなに嫌いか? ちなみに沖土産さんも不調の様子。6でも引けない時は引けない(DN)
▲スタートからおよそ500ゲームで100個のベルを貯めました。次の500ゲームではベルが50個しか落ちませんでした。恐ろしいブレっぷり!(ナポレオン)
▲収束というか、多くのサンプルを採れば、確率は似通ってくるもの。ナポの独走も、最終的には自分と同じレベルに落ち着いたしね(沖土産30)
▲沖土産30さんと自分の「3役確率」は、ずっと1/6.0〜1/6.3付近に落ち着いていた。沖さんはスイカが、自分はチェリーの引きが強かったのだ(DN)
▲設定6と言えば、ベルが揃いまくるイメージがあったけど、ところがどうして全然引けない。設定6と分かっていながら、この台捨てたくなった(DN)
▲カウントすべき小役は「単独」のモノ。すなわち、ボーナスと重複したモノまでカウントしては、ダメ〜。
ボーナス中・小役確率をチェック
【チェリーおよび弱スイカ確率は前作と同等?】

 前作『〜魂の軌跡』をベースに考えると、設定判別要素はBIG中のチェリーおよび弱スイカだ。実戦では確かにこれらの役の落ちが良好で、トータルするとチェリー、スイカ共に1/28.90となった。

■参考までにシリーズ機の確率(数値は設定6〜設定1)
『〜魂の軌跡』
 チェリー…1/32.77〜1/59.58
 弱スイカ…1/43.69〜1/59.58(両ボーナス)
 強スイカ…1/36.41〜1/72.82(REGのみ)
『〜約束の時』
 チェリー…1/43.69〜1/65.54、弱スイカ…1/10.92〜1/16.38
『〜まごころを、君に』
 チェリー…1/20.48〜1/29.79、スイカ…1/10.92〜1/16.38
ボーナスの種類&当選契機
【スーパー、ノーマル、REG出現率はほぼ同等】

 全員の成績を合わせた結果は、総ゲーム数4769ゲームでスーパーBIG7回、ノーマルBIG5回、REG6回。いかんせん平均値よりも回数が足りないながら、その出現比率はほぼ同等という傾向が見られた。

 今回の実戦では白BIGが出現しなかったが、これは短期実戦ゆえの偏りと見るのが妥当。『〜魂の軌跡』と同様に各スーパーBIGの比率は同等なものと考えて問題はないだろう。
【単独ボーナスに設定差アリか】

 歴代機に比べて単独当選が目立った。今回確認できた単独ボーナスは計8回で、その合成確率は1/596.1。前作『〜魂の軌跡』の単独ボーナス合成確率には1/829.6〜1/1260.3と設定差があった。この特徴は今作にも引き継がれている!?
ボーナス確定画面を考える
▲『〜約束の時』ではカヲル復活演出は高設定ほど出現しやすかった(スーパーBIG確定)。今回、スーパーBIG7回中カヲルが2度出現したのは、その特徴を継承しているゆえ? レイの出現が1回、マリの出現が2回と少ないのは、ただの偏りか…!?
まとめを、君に
 冒頭、実戦データを紹介したところでは明言しなかったが、実は全てがマイナス差枚(沖土産30…△3枚、DN…△157枚、ナポレオン△91枚)。どの台も設定1の全ボーナス合成確率を下回るというていたらくだった。ところが小役確率が優秀なためコイン持ちは抜群、おかげで微々たるマイナスで済んでいる。これが設定6ならではの特性だろう。

 とは言え、小役確率もブレる、ブレる。やはり1500ゲーム程度のスパンから設定推測をすべきであろう。小役のブレ方については、上記グラフを今一度ご確認いただきたい。
▲今回は「立ち上がりに苦戦する設定6」をお伝えすることとなったが、これはこれで貴重なデータではなかろうか。設定6でも、パッとしない挙動をすることが大いにある。そう頭にインプットし、柔軟な立ち回りを心掛けてもらいたい。

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