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◇ART純増の上限3枚へ 〜パチスロ自主規制案固まる
2012.09.06(Thu) 提供元 ビジョンサーチ

 パチスロの射幸性抑制を目的とした自主規制を検討中の各パチスロ業界団体が、ARTの純増枚数の上限を3枚とする新たな自主規制案を、パチスロメーカー各社に向け連絡していたことが、関係者への取材からわかった。あわせて、以前より施行されている「3000枚規制」に新たな解釈を追加し、各社で規制内容の解釈にズレがないよう、自主規制の細則を改定したという。さらに、設定変更時にARTの状態を初期化することが義務づけられた。
 日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)、日本遊技機工業組合(日工組)、電子遊技機工業協同組合(電遊協)のパチスロメーカー主要3団体は8月23日の段階で、自主規制案についての「合意書」を締結していたという。3団体の非組合員も加盟する回胴式遊技機連絡協議会が同月29日、東京都千代田区丸の内の東京會舘において、3団体の非組合員メーカーに参加を求め「研修会」を開催しており、この場で非組合員メーカーに自主規制案が伝達された。この「研修会」では、自主規制案の内容説明があったあと、これに対する「同意書」が配布され、非組合員メーカーは後日、その「同意書」により返答することが求められたという。
 また関係者によれば、今回の自主規制案の内容を行政の関係部署も確認済みとのことであり、従って各パチスロメーカーから保安通信協会(保通協)へ持ち込まれる今後の申請機種よりこの自主規制案は反映される見込み。3団体の加盟メーカーから保通協へこれまでに持ち込まれている機種については、自主規制の要件をすでに満たしている可能性がある。(日刊遊技情報)
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