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パチンコAWARD2014 MIP受賞記念インタビュー マルホン工業『CR@ほぉ〜むカフェ』
パチンコ・パチスロAWARD史上、最初で最後のメイドカフェ内インタビュー!
 パチンコ・パチスロAWARDの恒例企画となった、各媒体が独自に選出するMIP機種の選定。当パチンコビスタ編集部は2014年度のパチンコMIP機種として、マルホン工業株式会社の『CR@ほぉ〜むカフェ』を選出した。そして受賞記念として、開発者である同社第一開発部仕様設計課主任・岩下敬一郎氏に対し、秋葉原にある@ほぉ〜むカフェ内でのインタビューを敢行! 開発秘話と同時に、他では決して聞くことのできない出演メイドさんたちの生の声をお届けしよう。
「デートリーチ」収録時の裏話を本邦初公開!
 本題に入る前に、インタビューに参加してくれたメイドさんたちを紹介。彼女たちに会いたくなったら、所属フロアを確認の上、秋葉原に店を構える老舗メイドカフェ「@ほぉ〜むカフェ」各店へご帰宅だ!
hitomi
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しぇりる
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みみ
ツイッター「@mi_mi_HP」

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みづきん
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パチンコビスタ編集部(以下ビスタ):それではまず、どのような形で『CR@ほぉ〜むカフェ』(以下『@ほぉ〜む』)の開発に携わったか、自己紹介をお願いします。

マルホン工業株式会社第一開発部仕様設計課主任・岩下敬一郎氏(以下マルホン):ポジションはメイン担当として、企画立案からスペック、演出関連など一通りのことに携わりました。

ビスタ:まさに『@ほぉ〜む』の生みの親といった感じですね! コンテンツについてですが、どういった流れでメイドカフェとのタイアップに踏み切ったのでしょうか?
マルホン:実写の女の子が一杯出てくる楽しい機械を作ろうというのがスタートで、どうやって特色を出そうかという段階でメイドカフェが挙がってきました。その中でも「@ほぉ〜むカフェ」は、普通のメイドカフェとは違い、年間40万人もの来場者がいて、リピーターも多くメイドカフェの元祖として知名度が抜群にありました。また、エンターテインメント系メイドカフェだけあってメイドさんと一緒に楽しめるゲームやライブもあります。特に歌は100曲以上のオリジナル楽曲があり、パチンコ機のコンテンツとして十分な可能性を感じました。

ビスタ:実際の開発期間はどれくらいかかったのですか?

マルホン:だいたい1年半〜構想も含めると2年弱くらいです。撮影は撮り直しがきかず必要なものを全部揃える必要があったので、念入りに計画を練って臨みました。素材が足りなくなってもいいようにフリーのスチールやムービーを撮ったりもしました。

ビスタ:候補に挙がった段階や開発途中で、「@ほぉ〜むカフェ」に限らずメイドカフェに行ってみたりしましたか?

マルホン:プライベートで行ったことはありませんが、「@ほぉ〜むカフェ」には出演メンバー選抜の流れで協力会社の方と足を運びました。メンバーの選抜は、直接お店やホームページの写真で見て15名程度に絞りこんで、そこからオーディションやカメラテストを経て最終的に10名になりました。

ビスタ:ちなみに、選抜メンバーの中で個人的な推しメイドさんはいますか?

マルホン:みづきんです。彼女絡みの作業ばかりやっていたので、そこだけ作業が早くて。もうみづきんは完璧だから他の作業をやろうって(笑)。作業の中では声関係が大変で、担当として別の者もいたのですが、各メンバーの声は開発メンバーの中では僕しかわからないので、別のメイドさんの声になったりしないように全部聴かないといけませんでした。

ビスタ:実際に体験して、どんなところがメイドカフェの魅力だと感じましたか?
実機の店内展示や期間限定のスペシャルメニューといったプロモーション展開は、メイドカフェとのタイアップ機ならでは。インタビューの合間には、スペシャルメニュー注文時のパフォーマンスも披露してもらいました!
マルホン:最初に思ったのが本当に異世界だなという感じで、不思議な感覚でした。また、メイドさん1人、1人のサービスの質が非常に高く、おもてなしを受けるたびに「自分が自分じゃない」ように思わないと恥ずかしい部分もあったりしました。でも、そこをうまくパチンコに取り入れられればプレイヤーをメイドカフェの世界へ引き込むことができ、リピーターにも繋がるかもしれないと考えましたね。

ビスタ:スペックについては甘デジとライトミドルでリリースされていますが、やはり新規ユーザーをターゲットにしたということなのでしょうか?

マルホン:遊び易い機械というコンセプトがあったのと、後はコンテンツとのマッチングを考えました。ふんわりとしたイメージがありますし、「『@ほぉ〜む』と言っているのにMAX機ってどういうこと?」みたいな(笑)。ライトミドルから始まって、さらに遊び易いものをということで甘デジを考えたという形です。
ビスタ:時短引き戻しのみが確変突入契機という振り分けと、リミットタイプ確変の組み合わせについては?

マルホン:「@ほぉ〜むカフェ」では最初にブロンズカードが貰え、再度ご帰宅を重ねることでスタンプを押してもらい、4つスタンプが溜まるとシルバーカードにランクアップするというシステムがあります。ご帰宅の回数に合わせて、カードの内容も徐々に進化していくという、「集める楽しさ」を機械に活かそうと思いリミット機を考えました。当時は稼働のいいリミット機が出ていたという背景もありましたので。ただ、当時のリミット機は潜伏確変があったりしてフルに取り切れることが少なく、完全に取り切ってもらうにはどうしたらいいかと考えた末、時短からの引き戻しというのを思いつきました。取れる回数が4回固定なのを利用してリミット機ならではの演出やゲーム性も作れますし、時短がついていれば単発で終わってしまった人も楽しめるのではないかということもあり、こういうスペックにしています。

ビスタ:リミット機のきっかけはコンテンツの特徴を追った結果だったということですね。数値についてはかなり調整に苦労されたというのを承知の上でお聞きしますが、やはりヘソに数%でも確変大当たりを振り分けたり、時短回数を最大で固定するのは難しかったのでしょうか。

マルホン:スペックを考える側の話になってしまいますが、突入率がたった1%変わるだけでも実は影響がとても大きいのです。最初は1%だけでも確変大当たりを入れようかと思いましたが、そうすると時短回数を少なくしないといけないというジレンマと、通常大当たりが残念に感じてしまうのではないか…。それならスッキリさせてしまった方が潔いのではという結論に至り、無くすことに決めました。

ビスタ:仮に1%の確変大当たりが振り分けられていたとして、V確変タイプだとせっかく確変を引いたのに保留連で通常大当たり…なんてこともあり得ますからね。

マルホン:実はそこにも気を使っていて、入賞順消化にすることで初回時短で残り保留を消化し、後は手を放してゆっくり遊んでも大丈夫なようにしてあります。

ビスタ:オカルトで恐縮ですが、時短を半分消化したから休ませようとかもできますね(笑)。

マルホン:やっぱりそういうことやりたいですよね(笑)。僕もやりたいタイプなので。

ビスタ:これが他のV確変機だとヘソ保留が残っていると手を離せなくてモヤモヤするんですよね。『@ほぉ〜む』ならその心配はないし、仮に保留連してもヘソは通常大当たり確定なので、純粋に玉が増えるだけで損した気もしないという。もう1つ大当たり関連ですが、ラウンド振り分けが極端なのは何故なんでしょうか?

マルホン:当時のリミット機は、ほぼラウンド数固定が基本だったのでラウンド振り分けを半々にしてゲーム性を加えれば4回の消化も暇じゃなくなるのではと考えました。また、振り分けが極端なスペックが流行りだったので出る時とそうでない時とで出玉の波ができ、引き戻し以外の部分でも十分に楽しめ、リミット機の退屈なところを打破しようと思いました。
ビスタ選評コメントで近いことを書かせて頂きましたが、見当外れなことを考えてなかったということで心からホッとしてます(笑)。さて、ここからは演出についての質問になります。『@ほぉ〜む』というとやはりメイドさんたちによる実写演出、特に「デートリーチ」が最大の見所になるかと思います。デートスポットはかなりバリエーションに富んでいますが、メイドさんに行きたい場所のリクエストを聞いたりしたのですか?

マルホン:全部こちらで決めさせてもらいました。撮影スタッフに「大体こんな感じの場所」と希望を伝えてロケハンをしてもらい、イメージ通りの場所を探すという感じでしたね。

ビスタ:それではそのデートリーチについて、出演したご本人たちに話を伺ってみたいと思います。撮影時を振り返って、苦労した点などはありますか?
どれもプレイヤーとのデートを存分に楽しんでいるように見える「デートリーチ」中の1コマ。楽しげな表情の裏側には大変な苦労話が潜んでいた…?
みづきん:風が強くて、せっかくヘアセットしてもらったのに撮影で髪が乱れて直しての繰り返しで大変でした。カメラに向かってキスすることはないので恥ずかしいし、メイドがご主人様・お嬢様とキスをすることもないので照れちゃいましたね。

ビスタ:キスシーンはメイドさんとしては禁断のシーンだったと。

みづきん:はい。そんな禁断の姿を見せちゃいました。

hitomi:「@ほぉ〜カフェ」のメイドではなく、私服で1人の女の子としてカメラの前に立ったり表情を作ったりするのは、リアルな感じがして照れた部分がたくさんあります。でもこの映像を見て喜んでくれる人がいればいいなと思ったし、最後のキスシーンは今後もないことかもしれないので是非見て欲しいポイントです。

ビスタ:衣装は私服とのことですが、ガチというか本当に自前なんですか?

hitomi:みんな自分の服の中からモテファッションを選びました。撮影は冬だったのですが導入が5月なのでできれば薄着でとお願いされて、寒かったのも思い出ポイントです。

マルホン:撮影には全部同行しましたが本当に寒くて大変でした。皆さんにはごめんなさいという感じです。

みみ:冬の海で5月っぽくはしゃぐシーンがあって、ついキメ顔をしてしまってNGが多かったです。砂浜にクマさんを書いたんですけど、『@ほぉ〜む』が出た頃は羊が好きだったので来て下さったご主人様に「クマ描いてたよね」ってイジられました(笑)。

ビスタ:直接お客さんから感想を聞いたんですか? 何か他に言われたことは?

みみ:デートシーンが一番良かったらしくて「メイド服じゃなくて普段見られない姿でドキドキした」って言われました。

しぇりる:撮影全体を通して「もっと笑って」ということをよく言われました。笑ってるつもりだったけど足りない、みたいな。照れた感じの演技をするハズだったんですが、本当に恥ずかしくてガチテレな感じになっています。

ビスタ:メイドさんではなく素の女の子になってしまった貴重なシーンですね。確かにカメラの前でデートシーンを演じるのは相当照れくさそうです。

しぇりる:でもそのシーンの写メを送って下さるご主人様が結構いてやって良かったなと思いました。
ビスタ:ちなみに制作側から見た、映像やシチュエーションの面でのオススメは?

マルホン:映像的に綺麗な場所で撮れたなというのが、みなみちゃん&ともちゃんです。それぞれヨーロッパのような街並みとお店の中の雰囲気が相乗効果を生み、メルヘンチックな感じに仕上がりました。

ビスタ:次にスペック的な部分でも見所になる時短中の演出についてですが、じゃんけんバトルを採用した経緯は?
マルホン:噂で「萌え燃えじゃんけん大会っていうイベントがあるよ」と聞いていたくらいだったのですが、オーディションの時にhitomiちゃんに尋ねてみたら説明を兼ねて実演してくれて、それ(右画像参照)を演出として使ってみても面白いんじゃないかと思いました。演出がCGメイドなのは通常時と時短中は頑張ってもらって、お楽しみの実写は確変からということで分けました。

ビスタ:同じ時短でもリミット到達後の「きゅんきゅんアルバムモード」は実写になっていますが?
面接でも披露されたという「萌え燃えじゃんけん講座予告」は、時短中の高信頼度先読み演出として搭載。ここからのじゃんけん発展は大いに期待してヨシだ!
マルホン:一通り楽しんだ思い出の余韻に浸りつつ、モード中は女の子が均等に登場するようになっているので、じっくりアルバムを見てもらって「引き戻したら次は誰を選ぼうかな」と考えて欲しいですね。
ビスタ:色々と周到に用意されていますね(笑)。時短抜け後も専用モードになっていますが、それにも何か意味が隠されているのですか?

マルホン:「@ガチャ祭りモード」は賑やかしや雰囲気変えの意味と、プレイヤーが出玉を持っている状態なので、その間は別の演出を楽しんでもらおうかなと。

ビスタ:では「ツンツンモード」は?

マルホン:完全に思いつきです(笑)。小ネタとして「つんつん予告」がありますが、ボタン連打でメーターがMAXになるとデレて超激アツになります。開発中以外では僕も見たことはないですが(笑)。
ビスタ:もし見られた人がいたら相当ラッキーだったということですね(笑)。残る確変「ハピもえたいむ」中の演出ですが、コスプレのラインナップはどうやって決まったのですか?

マルホン:僕ともう1人の担当者が決めました。ポイントとしてはそれぞれのメイドさんに似合うのと、なるべくばらけるのと、趣味で(笑)。

ビスタ:ド直球な答えをありがとうございます(笑)。そのコスチュームを実際に着た感想としてはどうでしたか?

hitomi:女の子と男性で可愛いと思うものが違うし、特にパチンコを打つ方は男性が多いと思うので選んでもらってよかったですね。
コスプレ選定にあたっては開発陣の趣味が重大なウェイトを占めた?
ビスタ:一通りのお話を伺った所で、「@ほぉ〜むカフェ」を代表してhitomiさん、マルホンを代表して岩下さんから、プレイヤーの皆様に一言ずつお願いします。

hitomi:お店で楽しめる要素+パチンコでしか体験できない要素もたくさん詰まっています。パチンコで私たちのことを知って頂けたので次は「@ほぉ〜むカフェ」にご帰宅頂いて、画面ではなくリアルでご奉仕させて頂ければなと思います。

マルホン:MIPという賞を頂いたことで『@ほぉ〜む』がメディアに出ることになるので、もう一度思い出してホールで打って頂く機会になればいいかなと思っています。ゆっくりまったりと、好きな女の子を選んで打ってもらえれば嬉しいです。今開発中の機械を含めて、またMIPを頂けるような変わったスペックを考えていこうと思います。マルホンから変なスペックが出たら僕が関わっていると思って下さい(笑)。

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