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『麻雀物語』から始まった平和の物語シリーズには大ヒット機種が数多い。中でも、この『ダービー物語』は保留玉連チャン時代終焉の象徴ともいえる機種であり、印象に残っているファンも多いだろう。見ての通り競馬をモチーフにしたマシンで、「大穴」「蹄鉄」「カップ」といった大当り絵柄を採用。絵柄によってリーチ出現率やリーチ時の信頼度が変わるという特徴があり、カップのリーチはその後登場する『綱取物語』の横綱同様、ほとんど期待できなかった。保留玉連チャンの仕組みはメモリーの書き換えによるもので、保留玉3個目と4個目がセットで書き換えられるシステムとなっていた。このため、保3でダブルが発生すれば大当り終了後の保1でトリプルが発生しやすい特徴があった。メモリーの書き換えはVゾーン連続入賞によって発生するシステム。このため、ホールではほとんどの玉がVゾーンへ流れる釘調整となっていたが、この「釘曲げ」が後に問題となり、保留玉連チャン機の廃止に繋がったのは有名な話である。 |
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