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ＣＲ弾球黙示録カイジ鉄槌ＸＲ２

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演出

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分析情報

ゲ

ム

性

紹

介

人気ギャンブルコミックがパチンコに見参

ヤングマガジンで長期連載の人気コミック

　1996年より最初のシリーズ「賭博黙示録カイジ」が週刊ヤングマガジンで連載スタート。作者はその他にも麻雀漫画「アカギ」などを描いた福本伸行氏だ。カイジについては続編として「賭博破戒録カイジ」と「賭博堕天録カイジ」が描かれており、賭博堕天録は平成19年現在連載中。

　福本伸行氏の描く漫画には、人間が走る人間競馬や特殊なルールで駆け引きが必要となる限定じゃんけんなどオリジナルのギャンブルが多数登場。ギャンブルの高揚感や、負けた時の脱力感など人物の心理がとても繊細に描写されており、人気の一因となっている。
　
　ギャンブルが題材ということで、パチンコファンやパチスロファンにも認知度が高く、パチンコで登場する以前にロデオからパチスロとして『カイジ』は登場しており、こちらも人気となっている。今回はパチンコファンが福本氏の描くギャンブルの世界観を楽しめるぞ。

原作で印象的なシーンとして、カイジの心情を表す描写の「ぐにゃぐにゃ」のシーンも登場。基本的に原作の名場面をしっかりと再現しているのでファンには堪らないだろう。

バトルスペックを含め４タイプがデビュー

こんな台があっても決して手を出すことはないだろう「沼パチンコ」。クルーンの大当り穴周辺から空気が噴出していて玉の侵入を阻むパターンなどもある。ハズれても復活パターンに期待だ。

　本機の基本スペックは、ミドルスペックの『～黒幕VF２』＆『～欲望XF２』の２種類とバトルスペックの『～鉄槌XR２』、甘デジタイプの『～運否天賦HDR』の４種類。どのスペックにおいても小当りと潜伏確変状態があるのも特徴だ。

　リーチアクションには「限定ジャンケン」「人間競馬」「Ｅカード」など原作でお馴染みのオリジナルギャンブルが多数登場。中でも注目すべきはパチンコをモチーフとした「沼パチンコ」だ。原作では１玉４千円という貸玉料やシビアすぎる役モノが話題となったが、本機の場合は「沼パチンコ」に挑戦できれば大当りのチャンス。数あるリーチアクションの中でも特に信頼度の高いものとなっている。

　様々なギャンブルで死にものぐるいで戦い、そしてわずかなチャンスを見いだしモノにしていくカイジは、人間の追い込まれた時の心情や、落ち着くことでその先に見えてくる何かなど、ギャンブルをする上で大切なことも教えてくれる。人気の秘密もこのあたりにあるといえるだろう。

名シーンを上手く利用した液晶演出は必見

　本機は３種類の役モノを搭載。液晶脇には心臓役モノ、液晶右上にはギロチンレバー役モノ、そして普段は隠れているが液晶上に落ちてくるギロチン役モノが配置されている。レバーが落ちた後には激アツのギロチン役モノ作動のチャンス。心臓役モノは鼓動が連続する演出が発生すれば激アツだ。

　また、本機にはファンならよく知っている数々の名語録がカットインなどで登場する。ギャンブルに勝つことで大当りになるのはもちろんだが、そのリーチに発展するまでの名語録出現や、お馴染みの「ざわざわ」などそこに到達するまでの演出も非常に作り込まれているのだ。

　様々な心理戦に打ち勝ち、大当りにたどり着くゲーム性だが、原作を知らなくてもすんなり世界観に引き込まれてしまう。また、アツい瞬間が分かり易くなっているので、誰でも楽しめる点も嬉しい。一見すると暗いイメージの盤面だが、大当りした時の爽快感は他機種よりも多く味わえるだろう。