JPS 2027
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JPS『2027』プレス発表試打会
西暦2027年を舞台にした戦いが今始まる
 2007年6月5日、株式会社JPSは東京・台東区の浅草ビューホテルにおいて、最新機種『2027(ニーマルニーナナ)』のプレス発表試打会を開催した。昨年1月に発表した『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』により業界に「萌えスロ」というジャンルを確立、それ以降もコンスタントに5号機を投入し着実に進化を遂げている同社の最新作は、『ダイナマイトマン』同様、オリジナルストーリーを用いた注目のマシンだ。
機種説明+試打で『2027』の魅力を存分にアピール!
 今回の会場となったのは浅草ビューホテル・飛翔。同社がここでプレス発表試打会を開催するのは今回初めてだが、業界ではお馴染みのホテルである。予定通り、12時30分に受付が始まると会場内のプレスおよび代行店席はすぐに満席となり、開演時刻を多くの業界関係者が今や遅しと待ちわびていた。そして時刻が13時を回った頃、いよいよプレス発表試打会がスタート。

 まずは株式会社JPS取締役営業部長・古川雅彦氏が挨拶を行ない、5号機時代本格突入についての意気込みを述べると、次いで株式会社トレード代表取締役社長・石塚祥貴氏が「この『2027』がパチスロ離れを確実に食い止めてくれると信じている」と自信を覗かせた。そしてスクリーンにプロモーションビデオが流され、株式会社JPS営業部・鈴木龍氏がカタログを使って新機種の詳細を解説した後、いよいよ実機のお披露目というタイミングでスペシャルゲストとしてグラビアアイドルの佐藤かおりさん、桝本奈生(ますもとなな)さんがゴージャスな衣装を身に纏い登場。そこに古川氏、石塚氏が交わりフォトセッションが行なわれると、プレス席から一斉にフラッシュが焚かれた。そしてお待ちかねの試打タイムへ。ドリンクや軽食が振る舞われる中、熱心に試打をするプレス関係者で終始賑わいを見せた。
会場はお馴染みの浅草ビューホテル。受付や場内にはポスターが張られており、臨場感を演出しています。
こちらは古川氏と石塚氏が行なった挨拶の様子。お二人ともパチスロ離れを危惧していました。
鈴木氏の丁寧な機種説明が終わるとフォトセッションに。両社長の絆は岩よりも固そうですね。
試打コーナーにはすぐさま人が殺到。台が空くまで軽食コーナーに用意されたフルーツや炒飯、あん掛け焼きそばを頂きました、ごっつぁんです!
スペシャルゲストとして登場したグラビアアイドルの佐藤かおりさん(海賊のコスチューム)と桝本奈生さん。セクシーな衣装に記者もタジタジ。
バトルモードの継続率はMAX95%と超強力!
 パノラマ液晶第1弾となる本機は、純増約28枚のREG(JAC BONUS)のみを搭載したシンプルなボーナス構成となっているのだが、内部システムは非常に複雑。最大の特徴は「タイプF」と名付けられた新規軸のスペックで、ボーナスではなくループ型の取りきりART「バトルモード」で出玉を増やしていくタイプという点である。このバトルモードは20ゲームワンセットとなっており、1ゲームあたり約1.8枚の純増が期待できる。最低で70%、最大で95%と破格の継続率を誇るため、10連チャン程度は日常茶飯事。プレイヤーの引き次第では、20連どころか100連チャンも夢ではない仕様なのだ。

 同モード中は中段パネル左側に設置されたランプで成立役が完全ナビされるので、それに従って消化すればOK。チェリーランプ点灯時はチェリーを、赤7ランプ点灯時は赤7を、青7ランプ点灯時は青7を、潜水艦ランプ点灯時は潜水艦絵柄を、それぞれ左リールに狙えば払い出しを受けることができる。ただし、潜水艦絵柄が3つ揃ってしまうとその時点でバトルモードが終了してしまうため、JAC BONUSランプのみが点灯した場合は左リールに赤7や青7を狙って入賞を阻止する必要がある。同様に、ナビパネル下段が点灯する「潜水艦絵柄・ベル・ベル」ナビ時も注意。というのも、左リールには潜水艦絵柄を狙わなければならないのだが、適当打ちで中・右リールにも同絵柄付近を止めてしまうとJAC BONUSが入賞し、終了してまうからだ。ただし、バトルモード終了の合図として液晶上に潜水艦が浮上してくるので、その際は潜水艦絵柄を狙ってJAC BONUSを入賞させよう。本機をプレイする上で、最低でも押さえておかなければならないポイントなので覚えておくように。
 
 次にバトルモード突入までのプロセスを簡単に説明すると、まず通常時にチェリーを引くことが重要となる。チェリーが入賞すれば約60%の確率でバトルモード突入のチャンスゾーン「潜航モード」へ突入(約40%は低確or高確へ移行)、高確中のボーナス成立でバトルモードへ突入する流れとなっている。では継続率はどのようにして決まるのか? その鍵を握るのが(スーパー)潜航モード。同モード滞在中にチェリーや10枚役を引き当ててポイントをゲットすることで継続率がアップしていく仕組みとなっているようだ。

 最後に忘れてはならないのが、バトルモード突入が確定するプレミアム小役「スペシャルリプレイ(赤7揃い)」の存在である。これが揃った場合はその時点でMAX継続率の95%が確定するため、大爆発必至。適当打ちでARTを強制終了させてしまうことのないように注意したい。
会話の内容によって内部状態のヒントを得ることが可能な会話演出や、個性的なキャラクターが出現するキャラクター演出が通常時を盛り上げる。
通常時に負けず劣らず多彩な演出が用意されているバトルモード。潜水艦の発射口から泡が出れば継続確定のようだ。
本機で最も重要な小役はずばりチェリー。チェリー入賞の約60%でバトルモード突入期待度の高い「潜航モード」に突入する。ここで小役を引いてポイントをゲットすれば継続率アップの可能性大。
バトルモード中はパネル左にあるランプで成立役を完全ナビ。上写真のようにナビが発生した場合は、10枚役「赤7・ベル・ベル」の合図となる。JAC BONUSも同時成立しているため、左リールに赤7を狙って確実に10枚役をゲットしよう。
注目展示会コンパニオン No.064
2027年になってもきっとあなたは素敵なはず!
後記
 「何かとんでもないことをやってくれるんじゃないか」、と毎度毎度JPSさんには期待しているのですが、その期待に十二分に応えてれましたね。ループ型の取りきりART機能をメインに出玉を増やしていくシステムって…。パチスロ業界に金字塔を打ち立てた某大ヒット機種に似たゲーム性を5号機で実現してしまう開発力、というか発想力に脱帽です。

 今回の発表会では、JPSの方がしきりに「5号機市場に一石を投じるマシンにしたい」とおっしゃっていた通り、今後この手のタイプのマシンが流行る可能性も十分あるなと感じました。システムが複雑でまだまだ謎が多いマシンですが、導入予定は7月17日とのことなので期待して待っていて下さい。
(C)TRADE/JPS