山佐 パチスロ「機動戦士ガンダムII〜哀・戦士編〜」
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山佐『パチスロ「機動戦士ガンダムII〜哀・戦士編〜」』プレス発表会
見せてもらおうか!山佐のニューマシンの性能とやらを!!
 2007年9月13日、東京・港区のANAインターコンチネンタルホテル東京において、山佐株式会社は新機種のプレス発表会を開催した。同社がこのような催しを行なうのは『鉄拳』『祭の達人〜ウィンちゃんの夏祭り〜』以来、実に3年ぶりのことである。発表されたのは『パチスロ「機動戦士ガンダムII〜哀・戦士編〜』。1979年に初回放映がされてから28年の月日が経った今も熱狂的なファンに支持され続けている国民的アニメーション「機動戦士ガンダム」と、数々の名機を世に送り出している老舗・山佐との強力タッグが生み出したマシンをひと目見ようと、会場にはテレビ、雑誌、WEBなど様々なメディアが詰めかけた。
国民的アニメーションがホールに立つ!!
 始めに登壇した同社執行役員・吉国純生氏は「山佐が提言する『ホール、プレイヤーの皆様に不安を抱かせない安心感のあるマシンを作る』『演出などを含めたスペック、それぞれ全てにおいて期待感のある遊技機を提供する』『これまでにはない新しいゲーム性、大いなる期待感を含めた機械作りをする』という3つのキーワードを確立するためにも、ガンダムというコンテンツが必要だった」とコメント。

 続いて登場した取締役部長・佐野範一氏は、「ボーナスを引く面白さ、プレイヤー自らが参加する面白さといったパチスロとしての魅力と、国民的アニメーション『ガンダム』の魅力が融合することにより、新しいエンターテインメントマシンが完成したと自負している」と、自信のほどを覗かせた。

 その後、吉国・佐野両氏の手によりマシンに掛かっていた布が取られ新機種の姿がお披露目されると、今度はプロデューサー・齋藤隆行氏、ディレクター・白石顕大氏による機種説明、そして株式会社バンダイナムコゲームス・プロデューサー・堀内美康氏により、任天堂Wiiにて発売予定の同機のシミュレーションゲームの紹介を経て、ついにアムロ・レイ役・古谷徹氏の登場となった。

 「アムロ・レイです。若井おさむじゃありません。本物です」と挨拶し、会場内を沸かせた古谷氏。「考えてみると、ちゃんと映像に合わせてお芝居をしたのは初回版、劇場版、劇場版のDVD版、そしてこのパチスロ版だけ。アムロが脱走してランバ・ラルと出会い、その後ホワイトベースに戻って独房に入れられるという所があるんですが、そこでアムロのいう『あの人に勝ちたい』というお芝居が、今までやった中で1番良かった。4回目だから技術的なことは覚えているので、ほんとに気持ちだけでお芝居ができた。ガンダムファンに確認してもらいたい」と語った。

 そんな古谷氏は10月6日から毎週土曜夜6時に放映される「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」にて、ナレーション役として参加。また、劇場版DVDBOX3部作(オリジナル音声版)が12月21日発売になるとのこと。図らずも本機の導入と同時期なので、パチスロガンダムを打つもよしDVDでストーリーを再確認するもよし。冬休み正月休みはガンダム尽くしになりそうだ。
会場となったANAインターコンチネンタルホテルにはご覧の通り、多くの人が詰め掛けました。雑誌、TV、WEB…ガンダム人気は未だ健在ですね。
ホワイトベースのような白いスーツに身を包んだ司会の方が登場し、展示会がスタート。
「若い人もお年寄りも男女問わず楽しめるゲーム性に仕上がった」と語る吉国氏。
佐野氏からは開発コンセプト等が語られました。
スクリーンにガンダムの映像が流れたと思いきやスモークが発射! そして吉国氏と佐野氏の手により布が取られ、ついに新機種の姿が!? 見てください、このフォルム、この輝き。こうやって見ると、まるで黒い三連星のようです。
齋藤氏、白石氏の機種解説ではリール横にあるレバーについての情報がもたらされました。
堀内氏によると「従来機ではパチスロの魅力が表現できないのでWiiでの開発を決定した」とのこと。発売時期は今冬。要チェックですね。
「ファーストガンダムは名場面、名セリフ、名曲が盛りだくさん。それが全て網羅されているんでぜひ楽しんでもらいたい」「『アムロいきまーす』といってレバーを動かして欲しい。そうすると大当たりがたくさん出るようになっている」など、軽快なトークで会場を沸かせた古谷氏。
こちらは山佐の方々と古谷氏とのフォトセッションの模様です。開始すると同時に関係者からはフラッシュの嵐。まさに戦場でした。
ガンダムファンも納得の完成度!
 映像は約30年前のアニメ映像を最新3D技術で完全リメイク、さらにオリジナルガンダムの声優陣協力の下、全てのセリフを取り直したというから驚きである。古谷氏は丸3日かかったとのことなので、全員ともなればかなりの時間を要したであろう。そしてこれらを表現する筐体は、山佐初となる15.4インチの大型液晶と6つのスピーカーを搭載した新型筐体。これにより、ガンダムの世界観を損なうことなく表現することに成功したという。さらに筐体デザイン、下パネルは「機動戦士ガンダム」であるメカニックデザイナーの巨匠・大河原邦男氏が手がけたものとなっており、細部にまでこだわり抜いた作りに仕上がっている。

 リールの横にあるレバーはセールスポイントの一つで、プレイ中にレバーONすると様々な仕掛けが作動するらしい。例えば演出に「ガンダム機動演出」というものがあり、その際にプレイヤーが自ら操作することで画面内のガンダムを操縦している気分になれるとのこと。筐体がコックピットをモチーフとしているので臨場感はたっぷりだ。この他にもガンダムの名場面・名セリフ・名曲がふんだんに盛り込まれているという。
こちらが本機のために書き下ろされたというオリジナルイラスト。放映から28年経った今見てもカッコイイです!
筐体のイメージはガンダムのコックピット。リールの両側にはガンダムを起動する時に使うレバーがっ。
一見すると2Dかと思うかもしれませんが、実は全て3Dで作り直したもの。そのため、クオリティーはかなり高いです。名場面もガッツリ収録されているとのこと。オリジナルと見比べてみては。
本日の1枚
こちらは会場で頂いたガンダムのスペシャルクリエイティブモデル。
後記
 アムロ&古谷徹&若井おさむファンの私には古谷さんが登場しただけで脳汁出っ放し。その上、開口一番「若井おさむじゃないですよ」発言で会場にいた人のハートをガッチリ掴み、次々と語られるエピソードなど非常に面白い内容でした。声優さんって意外と面白い方が多いのではないでしょうか。わがままを言えば、シャアこと池田秀一さんとの掛け合いを生で見てみたいです!

 そんなユニークな古谷さんですが、10月からはダブルオーのナレーションをするとのこと。またあの声が聞けると思うと心躍ります。ガンダムを知ってる人も知らない人もこれを機に全作観ちゃってください。

 年末にはオリジナル音声版の劇場版『機動戦士ガンダム』も発表されるそうで、本機をプレイして今のうちからガンダムの世界にハマるのもいいのではないでしょうか。私もリール横のコックピットレバーを握るときは「アムロ、行きまーす!」と叫んでみます!
(C)創通・サンライズ