山佐 ニューパルサー3
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山佐『ニューパルサー3』『レキオ2-30』試打レポート
4号機時代を沸かせた名機が揃って復活!!
 2009年5月、山佐株式会社からパチスロ最新機種『ニューパルサー3』『レキオ2-30』の2タイトルが発表された。その名から分かる通り、前者はパチスロ機史上初の10万台オーバーを記録し、大量リーチ目ブームの礎を築いた伝説的名機『ニューパルサー』の、後者は「ボフッ!」というインパクト抜群の先告知で多くのプレイヤーを魅了した沖スロ『レキオ-30』の正統後継機だ。いずれも6月1日にホール導入が予定されている注目機種である。では早速、試打で判明した両機種のゲーム性および演出について解説していこう。
初心者も上級者も納得の新生『ニューパル』誕生!
 本機『ニューパルサー3』は、前述の通り4号機の歴史にその名を刻んだ初代『ニューパルサー』の正統後継機。ニューパルサーシリーズの代名詞である大量リーチ目はもちろん、シンプルながら奥深いゲーム性も忠実に再現されており、誰もが安心して楽しめる1台に仕上がっている。ボーナスはMAX335枚獲得のBIG2フラグと104枚固定のREG1フラグという構成で、その合成確率は設定1でも175.7分の1、設定6なら134分の1と初代同等の当たりやすさを実現。非常にバランスの取れた出玉設計になっており、パチスロ本来の「当たる楽しみ」を味わうことができる。

 演出面で注目したいのが、「ボーナスチェック」という新機能だ。これは文字通りボーナス成立の有無を確認できる機能で、全リール停止後に1BETボタンを押した際、リール右上の「★ランプ」が一瞬黄色に点滅すればボーナスが確定する(ボーナス成立ゲームでのみ有効)。この機能によってボーナス成立ゲームか否かを察知することが可能となるだけでなく、無駄なコインロスを抑えることもできるので、「これは!?」という怪しい出目が停止した際には是非活用してみよう。

 また、本機には『ニューパルサーエボリューション』で好評を博した「ボーナス告知」機能も搭載されており、ボーナス成立から約5ゲーム後に筐体フラッシュとリール右に設置された「WINランプ」の点灯でボーナスを必ず告知してくれる。WINランプの点灯と同時にその下のランプで当選フラグの種類も告知されるので、リーチ目やフラグ察知に自信のない初心者でも安心してプレイできるという訳だ。

 最後に忘れてはならないのが、リーチ目の存在である。その総数はなんとシリーズ最多の1400通り以上と非常に充実。ボーナス絵柄の一直線型・山型・V字型・L字型・逆L字型・右リール下段チェリー付き7停止型など、山佐ならではのアツいリーチ目は健在だ。なお、本機の同時抽選役はチェリーのみで、その期待度は約12〜15%(設定差あり)となっている。角チェリーよりも中段チェリーの方が期待できるようなので、出現時はリーチ目が停止することを祈ろう。
▲ボーナス成立から約5ゲーム経過すると筐体フラッシュと「WINランプ」の点灯でボーナスを告知。また、「WINランプ」の下にある「絵柄ランプ」でどのボーナスに当選したかも告知してくれる親切設計になっている。とはいえ、ボーナス当選ゲームで告知が発生する訳ではないので、怪しい出目が停止したら念のため数ゲームは様子を見るようにしよう。
▲本機は4号機のように1枚がけでボーナスを揃えることが可能。毎回1枚がけでボーナスを揃えればコインロスを最小限に抑えることができるぞ。
▲「これは!?」と思う怪しい出目が停止したら1BETボタンを押してみよう。その際、リール右上の「★ランプ」が一瞬黄色に点滅すればボーナス確定だ。ただし、ボーナス成立ゲーム時のみしか機能せず、次ゲームでは点滅しないので注意!
▲ボーナスはBIG(赤7揃い&カエル揃い)とREGの2種類3フラグという構成。BIGはMAX335枚、REGは104枚のコインをそれぞれ獲得できる。ボーナスのみで出玉を増やすシンプルなゲーム性だ。
▲BIG中は目押しを駆使することで獲得枚数をアップさせることが可能。まず左リール枠内に赤7orカエルの下にある「ベル・リプレイ・オレンジ」を狙い、14枚役を獲得しよう。14枚役を1度揃えた後のゲームは、左リール枠内にBARを狙って15枚役を獲得すればOKだ。この手順を実行すればBIGで毎回335枚を獲得できるぞ。
▲リーチ目総数はなんとシリーズ最多の1400通り以上。ボーナス絵柄の一直線型・山型・V字型・L字型・逆L字型・右リール下段チェリー付き7停止型といったお馴染みのリーチ目だけでなく、今作には新たなパターンも追加されている。最下段の画像4つが新たに誕生したリーチ目だ。この他にも用意されているので、リーチ目を探しながら出目を楽しもう。
衝撃告知を引っ下げて伝説の沖スロ再び!
 続いて、同時発表になった『レキオ2-30』を紹介しよう。こちらは、その名の通り1999年に山佐から登場した『レキオ-30』の後継機。初代は消灯を伴って発生する「ボフッ!」という独特の告知音が好評を博した沖スロ機だったが、本機はその初代ファンの期待に応えるべく、ゲーム性やパネルデザインのイメージなどは初代を色濃く引き継いでいる。

 もちろん代名詞とも言える告知音はそのまま踏襲しているが、告知発生タイミングがレバーON時だけではなく、新たに第1停止時が加わり、期待できるポイントが増えている。告知音発生前にリール右側の「鳳凰ランプ」が一瞬フラッシュするので、少しでも早くボーナス成立を察知したい方はそこをチェックしながら打っても面白いだろう。告知発生後は上パネルの12連LEDに注目だ。LEDの点灯数でBIG期待度が変化し、全て点灯すればBIG確定となるぞ。

 ボーナスサウンドは前作と同じく「島唄」を搭載しているのに加え、新たに「SAMBA DE AMIGO」、そしてBIG終了後30ゲーム以内のBIG当選時に発生するプレミアムサウンドとして「ハイサイおじさん」が採用されている。

 ゲーム性は初代と同じく完全告知タイプの沖スロ機。ただし、小役とボーナスの同時抽選を採用しており、その場合は次ゲームに告知を持ち越す可能性がある。期待できる小役はリプレイだが、揃った形で期待度が変化し、斜めラインで揃ったり、左リールに「リプレイ・リプレイ・赤7」停止からリプレイが揃ったりすればボーナス確定となるぞ。スペック面ではREG確率に特徴があるので注意してほしい。偶数設定の方がREGを引きやすい仕様になっているため、いくらボーナスがよく引ける台でもREGばかりなら簡単には高設定とは判断できないので覚えておこう。
▲レキオと言えば、やはり消灯を伴うこの先告知。「ボフッ!」という独特の効果音が発生するインパクト抜群の告知だ。発生タイミングはレバーON時または第1停止時に変更になっているぞ。
▲先告知発生時はこの「鳳凰ランプ」が一瞬だけ点灯する。レバーON時はここを凝視だ!
▲本機の告知ランプとなるのが、鳳凰ランプの中央にあるこの「CHANCEランプ」。消灯を伴わなくても、最終的にここが点灯すればボーナス確定となるぞ。
▲告知発生後は上部パネルの「12連LED」でBIGの期待度を示唆。12個全てのランプが点灯すればBIG確定だ。
▲同時抽選小役であるリプレイは揃うラインでボーナスの期待度が変化。斜めライン(右下がり・右上がりどちらでもOK)や、左リールに「リプレイ・リプレイ・赤7」が停止してリプレイが揃えばボーナス確定だ!

(C)YAMASA