山佐 パチスロ「機動戦士ガンダムIII〜めぐりあい宇宙編〜」
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山佐『パチスロ「機動戦士ガンダムIII〜めぐりあい宇宙編〜」』試打レポート
ララァ、私は『ガンダム』を打ちたい 私を導いてくれ
 2009年5月に山佐から発表された『パチスロ「機動戦士ガンダムIII〜めぐりあい宇宙編〜」』。発表会は前回お伝えした通り大盛況だったが、残念ながら機械の詳細についてはベールに包まれたままだった。しかし、この度、当パチンコビスタ編集部は話題の新機種の突撃取材をすることに成功。早速、試打により判明したゲーム性および演出の緊急レポートを作成したのでご覧頂きたい。
大量出玉と感動を生み出す「ストーリーバトルシステム」
 前回の発表記者会見レポートでもお伝えしたが、本機は生誕30年を迎える今でも根強い人気を持つ伝説的アニメ「機動戦士ガンダム」の映画三部作の最終章「機動戦士ガンダムIII〜めぐりあい宇宙編〜」をモチーフにしたマシン。山佐からは2007年に第2章をモチーフにした『パチスロ「機動戦士ガンダムII 哀戦士」』がリリースされ、原作の世界観を大切にした液晶演出が好評を博したが、本機でもその点を継承しており、初代ガンダムの名シーンが満載になっている。

 ゲーム性はBIG非搭載でARTとREGの連鎖で出玉を生み出すタイプ。「ストーリーバトルシステム」と名付けられているように、継続・連鎖するほど液晶上でストーリーが進行していき、原作のムービーを堪能できるのが特徴だ。ART突入&継続の鍵を握るのがREG中に行なわれる「バトルチャンス(BC)」。BCは「エピソードバトル」「リールバトル」「プレミアムバトル」の3種類のバトルゲームが存在し、前者2つはバトルに勝利すると、後者は突入した時点でART当選となる。出玉の核となるART「Gエピソード」は、押し順ナビが発生し、1ゲームあたり約1.2枚の増加が見込める。ゲーム数タイプではなく、次回REGまで継続する、ハマればハマるほど得となるタイプ。ART中にストック抽選も行なわれるため、高い連チャン性も備わっている。詳細については、各段で解説していこう。
通常時はガンダムが出撃すればボーナス確定!
 まずは通常時の液晶演出から紹介しよう。通常時は主にホワイトベース艦内を中心とした「艦内ステージ」で展開するが、ブリッジ内で指揮を執るブライト艦長から、視点が切り替わればチャンス。ガンダムが出撃したり、敵モビルスーツ(敵戦艦・モビルアーマーを含む)が現れたりすればボーナス確定となるぞ。また、艦内ステージの他、アムロのコックピットシーンで展開する「アムロステージ」も存在。こちらは高確率状態濃厚のモードで、この間にREGを引けばBCでの勝利期待度が大幅にアップするようだ。演出は、主にアムロとクルーとの通信で展開するので画面に現れるキャラやセリフに注目しよう。

 「モノアイ演出」や「ソーラー・レイ演出」など激アツ演出は多々存在するが、最大の注目は「めぐりあい演出」だろう。本演出は、原作の重要な出会いのシーンを取り入れた連続演出で、原作の通りめぐりあえばボーナス確定となる。アムロとシャア、アムロとララァ、アムロとテム、セイラとシャアの4パターンが存在するので、原作ファンは必見だ。
▲通常時はホワイトベース艦内をメインに展開する。ブライトやミライの言動に注目。レーダーが表示されれば、小役や発展先を告知するぞ。
▲視点がエレベーターに切り替わったら、ドアから現れるキャラクターに注目しよう。セイラやアムロなら激アツ演出発展のチャンス。カツ・レツ・キッカの3人が現れると…?
▲視点がホワイトベース艦外に切り替わったら、その後に現れるモビルスーツに注目。リックドム登場ならボーナス確定となるぞ。
▲カタパルトデッキに視点が切り替われば大チャンス。ガンダムが現れて発進すればボーナス確定。お馴染みの「アムロ、行きまーす!」のセリフが聞けるぞ。
▲格納庫に視点が切り替わったらガンダム出撃に期待。カイ→セイラと順にカットインが発生した後に、アムロのカットインが発生すればボーナス確定だ。シャア・ララァが登場するプレミアムパターンも存在するぞ。
▲画面にモノアイが出現すれば大チャンス! 続いて敵モビルスーツが現れればボーナス確定となるぞ。また、モノアイではなく、ガンダムの目のアップというプレミアムパターンも。
▲高確率状態濃厚となる「アムロステージ」中は、主にクルーとの通信演出が行なわれる。キャラやセリフに注目だ。
▲発生すればボーナス確定となる「1アクション演出」は6パターン存在。テレビに食いつくアムロの父テム、シャアとララァの移動シーン、テムがアムロにパーツを渡すシーン、ハヤトを看病するフラウボウ、兄・シャアからの手紙を読むセイラ、そして、思わずドキッとしてしまうセイラの入浴シーンが存在するぞ。
▲「ソーラー・レイ演出」はレバー操作でエネルギーを溜めていく演出。ゲージの色は青・黄・赤の3種類が存在し、赤なら激アツ!
▲「めぐりあい演出」は全4パターン。アムロと父テム、アムロと宿敵シャア、セイラと兄のシャア、そしてニュータイプ同士が惹かれ合うアムロとララァが出会うシーンが採用されている。
ART突入の鍵を握る3種類の「バトルチャンス」
 本機はBIG非搭載で、ARTはREGを経由するため、通常時に期待できるボーナスはREGのみ。REGは5種類の揃い方が存在し、揃い方で突入するBCが異なる。同色7揃い(青7・青7・青7or赤7・赤7・赤7)時は「エピソードバトル」がスタート。REGは7ゲーム固定だが、この間は滞在するステージに対応する原作のバトルシーンで展開する。3ゲーム目、5ゲーム目、7ゲーム目にアムロと敵キャラのバトルカットインが発生し、アムロが1回でも選択されればエピソードが完結してART確定となる仕組みだ。なお、カットインの枠の色が赤ならチャンスアップとなり、ガンダムのカットイン発生なら激アツとなるぞ。

 異色7揃い(青7・青7・赤7or赤7・赤7・青7)時は「リールバトル」がスタート。まず、1ゲームに対戦相手が決定となり、2ゲーム目からは揃った敵との対戦が行なわれる。選択された敵によってその後の展開やART期待度が変化し、ジオングなら激アツとなる。2ゲーム目から6ゲーム目までは、6択の押し順あてバトルで展開。第1停止リールのナビが発生して2択になったり、全押し順のナビが発生したりというチャンスパターンも存在するので液晶をよく見て消化しよう。正解するほど左上に表示されているランクが上がってART突入が期待でき、5回全て正解すればART突入確定だ。

 そして、ガンダム揃いのREG時は「プレミアムバトル」が行なわれる。このBCはART突入確定となるばかりか、その名の通り名場面のプレミアムムービーが流れる演出。そのラインナップは「強行突破作戦」「恐怖!機動ビグ・ザム」など原作ファンなら感涙必至の全8種類存在。ムービーの種類にも秘密があり、「ギレンの演説」が選択されればロングARTの期待大となるようだ。
▲「エピソードバトル」はステージに対応した原作のバトルシーンが流れる。3・5・7ゲーム目に分岐バトルが発生し、そこでアムロが攻撃すれば勝利となるぞ。
▲「リールバトル」は異色7揃いのREGで突入。1ゲーム目に選択される敵キャラでナビ発生率が変化する。ジオングなら全ナビ確定!? 2〜6ゲーム目の5ゲームは押し順に正解するほどART突入期待度がアップ。正解するたびに左上のランクが上昇していき、上の階級にいくほどアツい。最終的に7ゲーム目に味方が勝利すればART突入となる。
▲レバーON時に消灯し、フリーズが発生すればガンダム絵柄揃いのREGが確定。ART確定となる「プレミアムバトル」が始まり、名シーンのプレミアムムービーが流れるぞ。
▲プレミアムムービーは「強行突破作戦」「コンスコン強襲」「テキサスの攻防」「恐怖!機動ビグ・ザム」「オープニングシーン」「調印シーン」などが確認できたが、注目は「ソーラレイ」。あのギレンの演説が聴けるだけではなく、ARTの大量ストックが期待できるぞ!
原作の名シーンで展開するART「Gエピソード」
 スペック面・液晶面ともに本機の核となるART「Gエピソード」。液晶上は「衛星軌道上」から「ア・バオア・クー:回想」まで全部で10ステージあり、REGで継続するごとに次のステージに移行する。REG時のBCがエピソードバトルなら、REG中のストーリーとART中のストーリーが繋がって進行していき、まるで映画を観ているような気分に浸れるぞ。そして、最終ステージまで到達すると、映画で皆が涙したエンディングシーンが流れる。つまり、ロング継続すればあの感動と大量のコインを同時に手に入れることができる仕組みになっているのだ。なお、エンディングシーンが流れても、ART終了とはならないので、その後も存分に連チャンさせよう!

 また、ART中はステップと名づけられたショートムービーが発生する場合がある。このステップムービーは各ステージに7段階用意されており、ステップが進むほど次回BCでの勝利が期待できる。他にもART突入画面でも継続の期待度を示唆しており、キャラクターがララァならチャンスで、ギレンなら激アツとなっているので突入画面もチェックしよう。なお、ART中のチェリーやスイカ、SINの連続成立時にARTのストック抽選が行なわれるようなので、これらのフラグが成立するほど連チャンの期待が高まるぞ。
▲ART開始時は突入画面のキャラクターに注目しよう。ARTのストック期待度を表しており、ララァならチャンスで、ギレンなら激アツ。
▲ART中は液晶上の押し順に従って消化すればOK。「G・G・G」が表示された場合はいずれかの絵柄にロゴマークを狙ってSIN(ジオンマーク揃い)を回避しよう。SINが揃うとRTがパンクしてしまい、ATに降格になってしまうぞ。
▲ステージは全10種。REGで継続する度に次のステージへ移行していく。
▲ART中にストーリームービーが発生すれば次回REGでの継続期待度がアップ。ムービーは各ステージに7段階用意されており、ステップ7までいけば激アツ。このムービーにも名シーンが採用されており、ギレンの暗殺シーンも…。
▲ART中にエピソードバトルが発生すれば、ART中のムービーと話が繋がる。エピソード7中では誰もが知ってるこんなシーンも!
▲他にもART中にはファン必見のムービーが満載。ミライを想うカムランとスレッガー、愛娘ミネバを想い執念を見せるドズル、シャアの正体を見抜きながら抱え込もうとするキシリア、そして運命に翻弄されるアムロ・シャア・ララァの3人…それぞれの想いが込められた名シーンは是非ホールにてご覧頂きたい。
▲そして、最大の見所はやはりステージ10まで達すると発生するエンディングシーンのムービー。あの感動が蘇ること間違いなしだ!
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