高砂 女番長
|
高砂『女番長』試打レポート
格闘ゲームをパチスロで再現? 「格ゲースペック」の全貌に迫る
 2012年1月18日、高砂電器産業株式会社は、東京・台東区のTKPスター貸会議室にて、パチスロ最新機種『女番長』のプレス試打会を開催した。本機は1ゲームあたり約1.8枚の増加が見込める強力なART「スケバンRUSH」が出玉の核を担うART機で、継続率を視覚化した「HPゲージ」などの新システムを搭載。それでは試打にて判明した情報を元に、「格ゲースペック」の正体に肉薄していこう。
ザコを蹴散らし、ボス戦に備えよ!
 本機の出玉獲得機能となるのは2種類のボーナスとART「スケバンRUSH」の2つ。「勇香★ボーナス」(純増204枚)と「スケバンボーナス」(純増240枚)は共に確率が低く、ART重視のスペックに仕上がっている。ARTの性能は1ゲームあたり約1.8枚の増加と申し分なく、1セットは15〜35ゲームで変動(最低でも2セット継続)するのが特徴。ARTは6〜26ゲーム継続する「ザコバトル」とラスト9ゲーム目から発展する「ボスバトル」の2パートで構成され、ボスバトルで主人公・勇香が敗北するとART終了、倒れなければART継続というのが基本的なゲームの流れだ。

 ART継続率は「HPゲージ」としてザコバトル中の液晶下部に表示され、ザコ敵を倒していくことで増加していく。ナビナシリプレイを除く全ての小役で増加の可能性があり、一気に大量のHPを獲得できる「倍々チャレンジ」や「奥義RUSH」などのシステムも搭載されている。100%を超えれば継続確定となるのはもちろんのこと、継続時はボスバトル後もHPゲージが引き継がれるため、HPの大量獲得はARTロング継続の期待大となる。

 ART突入経路は大別すると(1)通常時のレア小役による当選、(2)「乙女」絵柄揃いから突入するチャンスゾーン中の当選、(3)ボーナス中の当選、(4)天井到達、(5)ART終了後の引き戻しの5種類。(1)は最もオーソドックスなパターンで、最大32ゲームの前兆を経た後、連続演出成功などで当選が告知される。(2)は絵柄の揃うラインによって移行先が異なり、中段揃いなら「特訓演出」(期待度10〜90%)に、小V揃いなら「飛翔の刻」(期待度約50%)に移行。また、斜め揃い(乙女リプレイ成立)ならばART確定だ。(3)は成立したのが勇香★ボーナスなら特定条件達成で、スケバンボーナスならば成立時点でARTが確定となる。

 残る(4)と(5)はやや特殊なパターン。まず(4)だが、本機の天井はゲーム数ではなく、リプレイの成立回数で管理されている。通常時に中リール停止ボタンを押すことで表示されるスゴロク画面が天井までのリプレイ回数を示しており、リプレイが15回成立すると1マス進行。ゴール地点に到達すれば天井が発動しARTに突入する。そして(5)は、ART終了後の引き戻し期待度は約20%となっている。十分期待できる数値なので、ART終了後も即ヤメはせずに様子を見るのがベターだろう。
▲通常時は主に「市街地」「河川敷」の2ステージを交互に移行。ステージによる高確期待度の差などはないようだ。
▲通常時に中リール停止ボタンを押すとスゴロク画面が表示される。1マスの進行には15回のリプレイが必要となり、ゴールすると天井到達だ。
▲「かちこみROAD」は前兆や高確を示唆するチャンスステージ。トータルでは25%でART突入に期待できる。
▲「ザコバトル」はARTの大半を占めるメインパート。ザコ敵を倒すほどHPがアップしていくぞ。
▲ARTラスト9ゲーム目からは「ボスバトル」に発展。バトルに敗北しなければART継続となる。
通常時の演出
▲通常時は背景の変化や登場するキャラなどでチャンス告知を行なう。ステージ専用の演出も多数用意されているぞ。
▲小役ナビ系演出発生時は、アイコンの色が黒やファイヤー柄ならレア小役の可能性大だ。
▲液晶下に表示されているアイコンは先読み演出の役割を持っており、レア小役が成立すると書き換え演出が発生する。
▲「居眠り演出」は勇香の前に現れた人物に注目。ファーストフード店でのバイト中に来客が訪れるパターンもアリ。
▲勇香の衣装で小役ナビを行なう「メイドカフェ演出」。本前兆中に発生しやすいチャンス演出だ。
▲学校系演出の1つ「新聞演出」は、号外の内容でチャンスなどを告知する。
▲「家庭科演出」は、こかげが作る料理の出来栄えで期待度が変化するぞ。
▲「車予告」はかちこみROADでのみ発生。背景を通過する車で小役やチャンスを告知する。
▲ボタンプッシュアクションが発生する「メーター連打予告」。メーターがアップするほど期待度が高くなる。
▲「ちよ・こかげ予告」発生時は、キャラが持つアイコンやセリフなどに注目しよう。
▲「ヘッドライト予告」は、勇香が目から光を放てば超激アツのプレミアム?
▲レア小役以上が期待できる激アツ演出の1つ「名言演出」。ボーナスorARTに期待しよう。
▲「勇香カットイン」は単体でも高期待度だが、MAX BETのプッシュが追加されるパターンならば更にアツい。
▲「女番長タイトルカットイン」はタイトルロゴが赤や金に変化すれば期待度アップ。「飛翔の刻」突入の大チャンス?
▲正しい熟語を書ければ正解となる「漢字テスト」。問題が赤文字ならばチャンスアップパターンだ。
▲「幅跳び」では勇香が沼地越えに挑戦。ゴールのゲートが派手に装飾されていれば期待度がアップする。
▲「ギャル演出」は、勇香のメイクが成功し、ギャルスタイルに変身できれば成功となるぞ。
▲同級生が大ピンチに陥る「ヤンキー演出」。不良に絡まれたこかげを助け出せ!
▲「イケメン演出」ではドラマティックな出会いが展開する。倒れた勇香にイケメンが差し出したのは…?
ART突入演出
▲かちこみROAD突入後は「校門突破演出」へと発展しART当選を告知。失敗後に巻き戻しが発生すれば復活となり、ART確定だ。
▲「乙女」絵柄の中段揃いからは4つの特訓演出へと発展。「心眼特訓」は最も期待度が低いが、カットインやネコ群通過などのチャンスアップパターンに期待だ。
▲「ボクシング特訓」はサンドバッグの色が黒や赤に変化すればチャンスアップ。サンドバッグを吹っ飛ばすことができれば成功だ。
▲「バーチャル特訓」ではゲーム風の演出が展開。ちよが登場し、必殺技を放てばARTは目前だ!
▲「水面切り特訓」は最もART突入に期待が持てる特訓演出で、カットインが発生すれば更に期待度がアップする。
▲飛翔の刻は「乙女」絵柄の小V揃いから突入し、アイコン抽選→飛翔演出→ボスバトル発展が1セット。最初の4ゲームではアイコンストックが抽選され、赤背景ならばアイコン獲得の期待大だ。
▲5〜8ゲーム目にはアイコン1つにつき1ゲーム、リールの逆回転アクション「飛翔演出」が発生。リールの逆回転は1ゲームで最大4回発生し、4ゲーム間の合計が多いほど勝利期待度がアップするぞ。
ボーナス&ART中の演出
▲「勇香★ボーナス」からのART期待度は約36%。赤7揃いの告知タイプを選択でき、「勇香編」はカットインが発生するチャンス告知タイプだ。
▲ボーナス終了後に告知が持ち越される後告知タイプの「ちよ・こかげ編」。扉が開けばART確定となる。
▲完全告知タイプの「総長編」は、告知音発生=7揃い確定。なお、どのパターンを選んでも乙女小役(「乙女」絵柄揃いなど)の成立回数によるART抽選が発生する。
▲メイン小役の押し順ナビ&リプレイでもHPゲージは獲得可能。出現するザコの種類に注目だ。
▲カットイン発生は小役成立の合図。基本的に背景の色が小役に対応しているぞ(青背景はリプレイorベルに対応)。
▲レア小役後に「倍々チャレンジ」へと発展すると一気に大量のHPを獲得できる。「乙女」絵柄の小V揃いからは発展確定だ。
▲ART中に「乙女」絵柄の中段揃いが出現すると、HPの大量獲得ゾーン「奥義RUSH」へと突入する。ボスバトル中に出現するとバトル勝利が確定する?
▲ARTが残り9ゲームになるとボスが登場しボスバトルへと発展。バトル開始時に「次回予告演出」や、勇香の纏うオーラが変化すれば継続期待度がアップする。
▲勇香が先手を取ればその時点でART継続が確定する。強力な攻撃を繰り出し、ボスを倒すことを祈ろう。
▲ボスを撃破すると次のボスが待つステージへと移行する。上の階ほどザコバトルのゲーム数が長い=HP獲得のチャンス増加となるので、継続期待度もアップするぞ。
▲ボスに先手を取られてしまった場合はバトル敗北のピンチ。攻撃には全3種類のパターンがあり、最強攻撃が最も危険度が高くなっている。
▲攻撃の回避に成功すればHPを減らすことなくARTが継続。ボスに攻撃を許してしまった場合のベストパターンと言えるだろう。
▲攻撃を食らっても耐えることができれば継続確定となるが、その場合は攻撃に応じたHPを削られてしまうので、次回ザコバトルの展開が重要だ。
▲勇香が倒れてしまうと敗北となりARTは終了。復活パターンの発生や、引き戻し当選に期待しよう。

(C)TAKASAGO ELECTRIC INDUSTRY CO., LTD.