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ヤーマ『エニィバー25φ』『エニィバー30φ』 ベルコ『捕物帳・斬』 プレス発表会
パチスロの筐体がここから変わる!? 「ベンリー」システム搭載機登場!
 2010年9月30日、株式会社ヤーマとベルコ株式会社は、東京・台東区にあるホテルパークサイドにて、ヤーマ製パチスロ最新機種『エニィバー25φ』『エニィバー30φ』およびベルコ製パチスロ最新機種『捕物帳・斬』のプレス発表会を開催した。2008年の業務提携によって部材等の共有化を図った2社がそれぞれの新タイトルと共に発表するのは、「ベンリー」システムと名付けられた画期的なハードウェア。では早速、その気になる中身と、両社が発表した新機種のゲーム性をお伝えしていこう。
「MAX BET搭載以来」のパチスロハードウェア大改革!
 プレス発表会は両社首脳による主催者挨拶でスタート。最初に登壇したベルコ株式会社代表取締役・国本籍雄氏は「(「ベンリー」システムの開発には)かなりの時間がかかったが、ようやくストレス無く遊技できるものが仕上がって、皆さんに発表できることを嬉しく思う」と安堵の心境を口にした。また、続いて壇上に上がった株式会社ヤーマ代表取締役・徳山誠祐氏は「箱形筐体の採用、クレジットの搭載…とパチスロのハードは進化してきたが、MAX BETの搭載以降、画期的な進化は見られなかった。その停滞した状況を今回の『ベンリー』システムが変える」と自信を表明。その後は新機種2タイトルのプレゼンテーション及びフォトセッションを経て試打会へ突入となった。

 今回発表された「ベンリー」システムは遊技操作の簡素化を目指して開発されたもので、具体的な特徴としては「ダブルレバー」と「スライドストップスイッチ」という2つの機構が挙げられる。まずはダブルレバーだが、こちらはMAX BETとスタートレバーを1度にまとめて操作できるもので、従来のMAX BETボタンの他にレバー型のMAX BETを併設し、スタートレバーと半一体化させることで、「レバーを1回叩けばMAX BETされてリールが始動する」という従来にないアクションが実現した。一方のスライドストップスイッチは、その名の通り指を滑らせるだけでリールを停止させられるという機構。各ストップボタンは向かって左側が薄め、右側が厚めという変則的な構造になっており、これによってリール停止時は左ボタンから右へ向かって指を滑らせるだけで簡単に3つのリールを停止させることが可能だ。
会場となったのは上野恩賜公園に並び立つホテルパークサイド。2メーカー同時の新機種発表であることに加え、画期的なハードウェアの発表も行なわれるとあって、会場には非常に多くの業界プレス陣が訪れた。
左から、主催者挨拶を行なったベルコ株式会社代表取締役・国本籍雄氏、株式会社ヤーマ代表取締役・徳山誠祐氏、『捕物帳・斬』のプレゼンテーションを行なったベルコ株式会社・外内夏輝氏、『エニィバー』のプレゼンテーションを行なった株式会社ヤーマ・石田謙吉氏。
徳山氏はステージ上の実機を使って「ベンリー」システムの斬新な操作性をアピール。レバー操作と指のスライドだけで実際に数ゲームを消化すると、プレス席からはどよめきが沸き起こった。
フォトセッションを経て試打会がスタートすると、並べられた実機には一気にプレス陣が集まり、黒山の人だかりに。注目度の高さが窺い知れた。
こちらが第1のポイントとなる「ダブルレバー」。その名の通りMAX BETとスタートという2つのレバーで構成されているが、2つを合わせた大きさは従来のレバーと変わりなく、違和感を覚えずプレイできる。また、ボタンのMAX BETも用意されているため、これまで通りの操作によるプレイも可能だ。
第2のポイント「スライドストップスイッチ」は、ボタンの左フチが薄く、右フチが厚く設計されている点がポイント。これにより、指を左ボタンから右に向かって滑らせるだけで簡単に3つのボタンを停止させることが可能となっている。
過去最多の64種のボーナスを搭載!
 まずはヤーマの『エニィバー』から解説して行こう。本機に搭載されたボーナスは純増221枚の「ビッグボーナス」、同156枚の「ミドルボーナス」、同104枚の「ライトボーナス」、そして獲得枚数が52or104or156or221枚で変動する「ランクアップボーナス」の4種類だが、その入賞パターンは実に64パターンにも及ぶ。ビッグボーナスとミドルボーナス後は33ゲームのRTに突入するが、出玉のメインはあくまでもボーナスとなっており、純Aタイプマシンに近い機種と言えるだろう。

 ランクアップボーナス入賞後は60枚を獲得するごとにリール右のランプでランクアップ判定が行なわれ、成功するとより獲得枚数の多いボーナスに昇格。3回昇格すればビッグボーナスと同等の出玉を獲得できるぞ。ランクアップの可能性は段階によって異なるが、およそ8割前後。ランクアップボーナス成立時の半分以上は200枚を超える出玉を獲得可能だ。
オーソドックスな役構成のボーナスは「ビッグボーナス」(純増約221枚)、「ミドルボーナス」(純増約156枚)、「ライトボーナス」(純増約104枚)の3種類だ。
「ランクアップボーナス」の役構成は多岐に渡るが、全てビッグ&ミドル&ライトボーナス以外でのボーナス絵柄一直線という単純な法則になっている。
全ての小役にボーナス同時当選の期待が持てるというのも本機の特徴。常にボーナス成立に期待が持てるぞ。
ランクアップボーナス成立後はリール右側のランプに注目しよう。ランクアップの可能性は60→120が78%、120→180が86%、180→255が84%となっている。
脅威の継続率を誇るツインARTのループに注目!
 続いてベルコの『捕物帳・斬』だが、こちらはARTが出玉のメインとなる変則スペックマシン。ボーナスは純増約102枚のBIGを搭載しているが出現確率は低めだ。メインの出玉獲得要素となるのが「泰平の刻」「烈火の刻」と呼ばれる2種類のARTで、共に押し順ナビ方式による簡単消化でありながら、1ゲームあたりの純増は約2枚という強力な性能を有している。

 ARTの詳細に話を移すと、泰平の刻は50枚の純増が1セットになった差枚数管理型のART。連チャンは継続率で管理されており、最大継続率は95%となっている。一方、烈火の刻は小役ナビ発生時に継続抽選が行なわれるゲーム数不定のARTで、最高継続率は99.5%と破格の数値を誇る。更に、転落しても必ず泰平の刻へと移行するという特徴を持つぞ。どちらのARTも消化中に泰平ボーナス(リプレイ:赤7揃い)が出現すれば上乗せ&継続率アップのチャンスだ。

 ART突入経路は大きく分けて3つ。メインとなるのが通常時の小役による当選で、リプレイ→スイカ→チェリー→提灯揃いの順に突入期待度がアップ。特に提灯揃いは連続で入賞するほど期待度がアップしていき、4連続で激アツ、5連続でART突入が確定する。また、チェリー成立を契機に移行する高確中ならば期待度は約2倍にまでハネ上がる。ART当選時は連続演出の成功を経て突入が告知されるので、液晶演出の展開を見守ろう。そして2つ目の突入経路がBIG成立時。こちらは問答無用でART突入が確定するだけでなく、最低でも泰平の刻→烈火の刻→泰平の刻の3ループが保障されている。そして最後が通常時にいきなり押し順ナビが発生するパターンで、この場合はプレミアムARTである「ゴーストラッシュ」突入が確定となる。

 最後に通常時の打ち方について解説しよう。取りこぼす可能性がある小役はチェリーのみだが、取りこぼし時には自動でスイカが揃うため、枚数的な損失はナシ。よって、通常時は常に適当打ちでも問題ない。ただし、変則押しをしてしまうとペナルティが発生するため、順押しでの消化を厳守しよう。もちろん、ナビ発生時にはナビ通りの押し順での消化を忘れずに。
通常時に泰平ボーナス(リプレイ:赤7揃い)が出現するとARTがスタート。ART中に成立すれば上乗せ&継続率アップのチャンスとなる。
BIGは本機に搭載された唯一のボーナス。1日に数回程度の出現率だが、その分見返りは強烈だ。
液晶演出以外の注目ポイントがリール右下の7セグ。連続演出中に既にデジタルが揃っていることも…?
基本となるステージは「詰所」「城下町」の2種類。夜になれば高確滞在が確定?
通常時は背景の変化やミニキャラ登場などの演出がメインとなる。赤系orデカ系演出が出現すればチャンス!
あらゆる場面で敵キャラが登場すれば連続演出へと発展。本機の連続演出は失敗後に再度発生するほど期待度がアップするという特徴を持つ。
「キリ丸フリスビー」はキャッチしたフリスビーに描かれた文字や絵でART当選や連続演出発展を告知する。
最終的に残った絵柄で発展先などを告知する「如月姉さんのセクシールーレット」は、導入時のカットインが足を組んだ姿ならチャンスアップだ。
「お江戸名物 超高速回転寿司 特盛りわさび寿司対決!」は、信頼度の高いネタを取れれば期待度がアップする。☆5のネタが出現すればチャンス。
「桜を助け出せ!」は、カットイン時に古銭が赤いオーラを纏っていれば期待度アップだ。
一本橋の上でコミカルなバトルが展開する「鬼瓦をたおせ!」は武器の種類で期待度が変化。金棒ならアツいぞ。
「両親の仇!!! 大物一家首領大山物九郎を倒せ!!!」は、最初にバトルが発生する場所が決定される。江戸でのバトルならば激アツだ!
「大物一家を捕まえろ!!」は、ART終了後にのみ発生する連続演出。大物一家を一網打尽にできるか?
レバーON時に「フリーズ演出」が発生すれば超激アツ! 主人公・信之輔の出生の秘密が明らかになる?
ART当選時は連続演出の成功を経て確定画面へと移行。押し順ナビに従いつつART突入(泰平ボーナス成立)を待とう。
「泰平の刻」突入後は押し順ナビに従おう。純増枚数が50を超えるまで継続するぞ。
押し順ナビ時に「デジスロチャンス」発生で大チャンス。数字が揃えば次回継続が確定となる。
泰平の刻中に7人+1匹の全員が集合すれば「烈火の刻」への昇格が確定する。
烈火の刻は押し順ナビ発生時に毎回継続抽選が行なわれる。「50」の文字を斬ることができれば継続だ。カットインが発生すればその時点で継続確定!
通常時から突然突入するプレミアムART「ゴーストラッシュ」。突入すれば大量出玉獲得の期待大?
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