SANKYO ＣＲフィーバーパワフルＺＥＲＯ　ＳＴ４
分析情報
ゲ
|
ム
性
紹
介
一撃の破壊力はないがのんびりと遊べるゲーム性が魅力！
初代パワフルの保留玉連チャンを再現
　パチンコファンなら誰もが知るアイドルキャラ「夢夢ちゃん」。その名を広くファンに知らしめた機種といえば、いうまでもなく『フィーバーパワフル３』である。同機は夢夢ちゃんというキャラクターの魅力に加え、当時大流行していた保留玉連チャン機能を搭載して大ヒット。つい最近まで設置ホールがあったことを見ても、ファンに愛され続けた名機ということが良く分かる。

　本機はそんな初代の遺伝子を継承したパワフルシリーズ最新作であり、４回転限定の確変機能によってあの保留玉連チャンの興奮を忠実に再現している。ちなみに兄弟機ST７の確変は７回転となっているが、大当り確率と出玉のバランスを取ることで両機種のスペックはほぼ同等となっている。

　予告やリーチアクションについても初代の雰囲気を再現しており、オールドファンならまさに感涙モノ。もちろん初代を知らないプレーヤでも十分に楽しめる仕上がりになっているぞ！
保留玉連チャンで一世風靡した『フィーバーパワフル３』。保留内のリーチがメロンを越えた瞬間、あの手に汗握る最高の興奮をパワフルZEROは忠実に再現しているのだ！
突然確変演出パワフルチャンスを搭載
パワフルチャンスは右上がりメロン揃いから突入。ST４は４回転、ST７なら７回転の確変状態となる。思ったより当らないので過度の期待は禁物だぞ！
　スペックや演出面など初代をリアルに再現している本機であるが、新機能として「パワフルチャンス」も搭載。突然確変機能であるパワフルチャンスはチャンス目（必ず右上がりにメロンが揃う）から必ず突入。突入すれば大当り終了後と同じく４回転までの確変状態となる。ただし４回転までに大当りしなければ通常へ戻ってしまうため、突然確変というよりはチャンスゾーン的な役割といえる。

　パワフルチャンス中に大当りする確率は連チャン率と同じなので、ST４は約20％、ST７は約27％で大当りを引ける計算になる。ちなみにパワフルチャンス中に再度これを引いた場合は「大サービスだよ！」のセリフと共に確変カウントダウンが最初に戻るようになっている。

　出玉がないだけにちょっと複雑な心境になるが、とりあえず確変チャンスは継続するので問題なし。チャンスを活かして大当りをゲットせよ！
ヘソ賞球数が６個なので玉持ちが抜群
　「初代のスペックを忠実に再現！」というキャッチフレーズだが、実をいうと本機のボーダーラインは初代パワフル３よりもかなり辛め。その原因は大当り出玉のダウンにある。大当り確率や連チャン率は初代を継承しているのだが、大当り出玉が減っているために実質的なスペックは辛くなっているのである。

　その問題点をカバーしているのがヘソ賞球数である。現在のCR機は３〜４個戻しが主流だが、本機の場合はST４が６個戻し、ST７は５個戻しとなっている。そのため他機種に比べて圧倒的に玉持ちが良くなっており、結果としてデジタルも回りやすい。投資ペースもかなり緩やかなので、遊びやすい機種といえるのである。

　とはいっても、他機種以上にデジタルが回らないと勝てない機種なのだから油断は禁物。そこそこの回りで妥協せずに、デジタルが回りっぱなしの台を選びたいところだ。
ヘソ６個戻しの威力はまさに絶大。それほど回っていないように感じても、玉持ちが良いためにデジタルが回りやすい。1000円40回オーバーも珍しくないぞ！
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