Daiichi CRピンクレディー・セカンドツアーXT
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DAIICHI『CRピンクレディー・セカンドツアー』発表展示会
ホールに舞い戻った史上最強のデュオ!
 2007年4月10日、株式会社大一商会は東京・港区のグランドハイアット東京で、新機種『CRピンクレディー・セカンドツアー』の発表展示会を開催した。タイトルから分かる通り、本機は2002年9月に登場した『CRピンクレディー』の後継機。12万台を売り上げたDAIICHIの看板娘は、4年半の月日を経て、一体どのような進化を遂げたのだろうか?
本人たちのこだわりが盛り込まれた1台
 大胆なコスチュームと過激な振り付け、そしてアップテンポな曲調が話題を呼び、瞬く間に国民的大スターへとのし上った70年代最強のアイドル「ピンク・レディー」。その名前はもちろん、「ペッパー警部」「UFO」「渚のシンドバッド」など、彼女たちのヒット曲を知らない人はまずいないだろう。そんな彼女たちがスペシャルゲストとして来場するとあって、会場はオープン前から異様な熱気に包まれていた。

 開場時間になるとホール関係者たちが一斉に会場内へと流れ込み、試打を開始。中央のステージでは、女性ダンサーたちがピンク・レディーの曲に合わせて見事なダンスを披露した。それが終わると新機種のプレゼンテーションがスタート。司会者によってピンク・レディーの軌跡や新機種のポイントなどが語られた後、スペシャルゲストとして未唯mieさんと増田惠子さんが登場してトークライブへと進行していった。

 朝岡聡さんをナビゲーターに迎えて行なわれたトークライブでは、最近の活動状況から本機のこだわりポイントまで様々な内容が語られた。まず何よりも驚かされたのは、本機のためにピンク・レディーを代表する7曲が再レコーディングされたという点。バックコーラスも当時のメンバーを再招集したというから驚きだ。また、2人は液晶上で展開される振り付けや衣装のチェックなど、開発にも参加したという。これだけでも本機の完成度の高さを窺い知ることができよう。

 トークライブ終盤、ファンに向けての一言で、未唯mieさんは「前回よりさらに面白さが満点」、増田惠子さんは「たくさんの方に勝って儲かって頂きたい」とコメントし、ステージは幕を下ろした。
開場前に、まずは恒例の受付嬢チェック! どこかで見たことのある衣装ですが…これは『CR Gメン’75』の時と同じものでは!? …と思ったら、細部が変更されており、ベルトはピンクのものに変わっていました。ピンク・レディー仕様って訳ですね。
会場内はご覧の通りの大混雑で、試打機は常に満席状態。出口横には、豪華景品が当たる抽選コーナーも設置されていました。
ステージ上では、女性司会者による新機種プレゼンテーションとダンスアトラクションが展開。きわどい衣装とセクシーな振り付けを最前列で見ていると、ピンク・レディーが大スターになった理由がよく分かります。
最後は未唯mieさんと増田惠子さんが登場し、トークライブがスタート。開発参加時や再レコーディング時のエピソードを語り、会場を盛り上げました。高校時代からの付き合いという2人だけに、本当に仲がよさそう!
更なる進化を遂げたミュージック・エンターテインメントがここに!
 従来のLEDの10倍の明るさと抜群のイルミネーション効果を持つ新枠「X‐GEAR」で展開する本機の演出はどれも秀逸。中でもフルムービーで作られたリーチアクションは、表情豊なキャラが美しく激しいアクションを展開し、見る者を虜にする。

 もちろん、本機はピンク・レディーのヒット曲を多数搭載。最大のヒット曲「UFO」を始め「透明人間」「カルメン’77」など全7曲がフルコーラスで収録されており、大当たり時にはプレイヤーが好みの曲を選択できる。お気に入りの曲を選び続けるもよし、全曲聴くもよし。自分だけのピンク・レディーコンサートを開催しよう。
予告にはボタンを使ったプレイヤー参加型のものや、ステップアップなど様々なアクションを採用。画面内を真っ赤な閃光が走る「ピンクハリケーンフラッシュ」や、激アツの実写カットインなどにも注目だ。
計3段階の発展パターンが用意されている「カメレオン・アーミーリーチ」。ロングムービーが流れる最終段階まで発展すればチャンスだ。
タイトル通り渚を舞台にした「渚のシンドバッドリーチ」は、発展すると絵柄とキャラが海中に移行。魚群が出現すればアツい!?
2人が激しいダンスを披露しながら絵柄を変動させていく「透明人間リーチ」。「消えますよ♪」という歌詞の通りに1コマ手前のハズレ絵柄が消えれば大当たりだ。
宇宙空間でお馴染みの振り付けが展開される「UFOリーチ」。大当たり絵柄の付いたUFOを2人がうまく誘導し、画面中央で停止させれば大当たりとなる。
リーチを経由せずに突然発生する「サウスポーリーチ」では全回転に似たアクションが発生。左右絵柄が中央絵柄を追いかけるように変動していく。ハズレ後に復活するパターンもあるぞ。
某音楽番組を髣髴とさせるランキングアクションから発展する「S・O・Sリーチ」。曲のサビに合わせて背景ネオンの絵柄が揃えば大当たりとなる。
同じくランキングアクションから発展する「カルメン’77リーチ」。有効ラインが2〜3倍になり、大当たり期待度も2〜3倍に!?
初代『CRピンクレディー』で好評だった「メドレーリーチ」は本作でも健在。最大4回のチャンスがあり、どこで絵柄が揃っても大当たりとなるぞ。
本機には「UFOモード」「メドレーチャンス」「透明人間カウントダウン」など、様々なチャンス要素が採用されている。「UFOモード」はどうやら確変らしいのだが…その他については、詳しい情報が入り次第、機種紹介ページでお伝えしよう。
大当たり中はピンク・レディーの名曲から1曲を選び、フルコーラスで堪能することが可能。歌詞も表示されるので、これから覚えたいプレイヤーにもピッタリだ。
注目展示会コンパニオン No.051
機種に合わせて、今回は2人セット!
後記
 良い! 実に良い! 素晴らしく良い! 『CR天才バカボン』でDAIICHIファンになった自分としては、あの当時のDAIICHIらしいアクションがどれだけ継承されているかに注目していたんですが、テンポの良いステップアップも、「4マルチリーチ」を原型とした「メドレーリーチ」も、そして他メーカーには決して真似できない、DAIICHIの真骨頂とも言うべき原色使いの液晶演出も、しっかりと継承されていましたね。『CR天才バカボン』や初代『CRピンクレディー』に夢中になったプレイヤーをしっかりと意識した機械作り、見事です。

 個人的には、ランキングアクションの2位以下に表示されているアーティスト名や曲名にも感激しました。まさか懐かしのあの機種名が出てくるとは…。どの機種か気になる方は、実際にホールでチェックしてみてください!
(C)モーアーティスト (C)K office