1994年頃からのCR機ブーム以降、衰退へと向かっていた羽根モノ。そんな中、ロングセラー羽根モノとして安定した人気を誇っていたのがこの『ヘブンブリッジ』だ。羽根モノの新台そのものが少なかったこともあり、同じくロングセラーの『ファインプレー』(マルホン工業)と人気を二分していた機種である。まず目を引くのは斬新な役モノの構造。それまでの羽根モノと違い、ハズレゾーンとVゾーンを盤面の左右に設置。羽根に拾われた玉は巨大なブリッジの中央に落下して、左右ルートへの振り分けを受ける。ここで右の天国ゾーンへ流れればチャンスで、回転している天使の手or足の間にあるVゾーンへ入賞すれば大当りとなる。デジタル振り分けは3・8・15の3種類で、見た目と違い15ラウンドの出現率が50%と高くなっていた。ちなみに大当り中の耳に残るBGMは、フォーク・クルセダーズの名曲「帰ってきたヨッパライ」だった。 |
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